今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「当たり屋」手口で逮捕の容疑者 余罪100件 福岡
"福岡県警筑紫野署は17日、わざと車にぶつかって交通事故の被害者を装う「当たり屋」行為で現金を脅し取ろうとしたとして、別の恐喝未遂容疑で逮捕していた無職の男(62)を同容疑で再逮捕した。同署によると、容疑者は「他に100件くらいやって、生活費やカラオケ代、スナックの酒代に使った」と供述しているという。
容疑では、昨年12月8日午後10時45分ごろ、同県春日市の路上を歩行中、対向してきた女子大生(25)運転の軽乗用車のドアミラーにひじを当て、「警察は呼ばんでいい。2万円慰謝料をくれ」と要求したとしている。女子大生が110番したため、現金は受け取れなかった。
同署によると、容疑者が絡んだ交通事故の記録が管内だけで92年から約40件確認された。福岡市内の各署でも同様の記録があるため、管外でも女性や高齢者を狙って「当たり屋」行為を繰り返していたとみている。
同署は1月27日、同様の手口で同県大野城市の無職女性(55)から現金を脅し取ろうとしたとして容疑者を同容疑で現行犯逮捕し余罪を追及していた。"
【毎日新聞 2月18日より】
特に女性や高齢者の運転する車などにわざとぶつかって現金を要求していた男が逮捕されました。
これは、いわゆる「当たり屋」と呼ばれる行為で、わざと自動車に近づいて交通事故を装ったり、また実際に軽微な事故を起こさせます。その時に数万円程度のさほど高くない要求を持ちかけ、警察を呼ぶと面倒になると思わせて、その場で示談金を要求する手口が主流です。
もしも巻き込まれてしまった際には事件の大きさに関わらず、必ず警察に連絡する事と、自分で加入している保険会社に連絡を取りましょう。
また、この当たり屋行為は現金を要求するだけでなく、乗っている車の盗難にもつながるケースがあります。
手口は同じく、車に近づいてわざと事故を起こし、運転手が車から離れた隙をついて車を奪い取ったり、ひどいものでは運転手に暴力をふるって車を奪う等の事件も起こっているようです。
車を奪われない為にはまず、短時間でも離れる際にはカギをつけっぱなしにしない事です。エンジンをかけたまま車を離れるのはもってのほかです。
【その他の自動車盗難対策】
・ドアや窓を完全に閉めて隙間を作らない
・財布や小銭など貴重品を見える場所に置かない
・スペアキーを車内に置かない
投稿者: スタッフ (2011年2月18日 13:51)