今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自転車盗100台 盗んで自分の店で売る
自転車盗を繰り返したとして、兵庫県警姫路署は22日、窃盗の疑いで、姫路市大津区天満の自転車店経営の男(57)=同罪で起訴済み=を再逮捕しました。
逮捕容疑は4月25日午後2時20分ごろ、姫路市青山北1のJR余部駅の駐輪場で、市内の女子高生(15)の自転車(約2万5千円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、男は容疑を認め、「5年ほど前から販売目的で100台ほど盗んだ」と供述しているという。
男は先月18日、同駅前の駐輪場で、自転車を軽トラックに積もうとして、窃盗容疑で逮捕された。付近では自転車の盗難が相次いでおり、同署が警戒していました。
<神戸新聞NEXT 6月21日(火)21時1分配信より>
何かを盗んで転売するという手口は一般的ですが、自分が盗んだものを自分の店で商品として売るというのは最近では珍しくなったような気がします。
転売ルート(リサイクルショップや買取店への持ち込み)や転売方法(ネットオークションや伝言掲示板、ツイッター等のSNSサービスを利用した方法)が増えてきた現代では、その転売によって逆に足がつくこともあり、犯罪者は慎重に考えているでしょう。
一昔前の手口で捕まった犯人のニュースを目にすると妙に懐かしく思えます。
しかし、今回捕まった犯人は5年ほど前から犯行を繰り返していたようですが、その間怪しまれなかったことに驚きます。
自分の盗まれた自転車が店に売っていたら気付く人がいるような気もしますが、傷を消したり、きれいに清掃するなどして中古品と分からないようにうまく処理していたのかもしれません。
そこに気を使ってまで高く売るような自転車ばかりではない思うのですが・・・。
彼らの努力を惜しまないそのパワーを他のことに生かしてもらいたいものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年7月 5日 15:44)