今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自分の金を使うのはもったいない 現金10円が入った女児のかばん盗んだ63歳
女児のかばんを盗んだとして、兵庫県警尼崎南署は10日、窃盗容疑で、尼崎市稲葉荘の無職の男(63)を逮捕しました。
「おなかが減ったが、自分の金を使うのがもったいなかったので盗んだ」と容疑を認めているという。
盗んだかばんに現金は10円しか入っていなかったという。
逮捕容疑は9日午後5時ごろ、同市稲葉荘の公園で、駐輪していた小学4年の女児(10)の自転車の前かごから、かばんを盗んだとしています。
同署によると、女児ら子供5人が公園で遊んでいたところ、男がかばんを盗むのを目撃。
男が自宅に入るまで追跡し、110番したという。
<産経新聞4月11日(金)9時56分配信より>
おなかが減ったが、自分の金は使いたくないので、小学生のかばんを盗んだ馬鹿な男の犯行です。
かばんには10円しか入っておらず、盗まれた女児らに自宅まで跡をつけられ、110番通報されたという間抜けっぷりです。
小学生がそんなにお金を持っていないことはいい大人なら分かりそうなものですが・・・。
被害者の女児らはお手柄ですが、子供のかばんを盗む大人、しかも10円を盗む大人、いったいどのように感じたでしょうか?
最近の若者は・・・何ていう言葉がありますが、最近の中年は・・・、最近の老人は・・・と感じる幼稚な、浅はかな事件を耳にすることが多いように思います。
昔は、大人と子供というのは色々な面で違いました。
大人の言うことには説得力がありましたし、叱られるのが怖いというイメージがありました。
もちろん身近な大人として学校の先生などすごいと感じる、尊敬できる(子供からすれば尊敬という堅苦しい言葉ではないかもしれませんが)、経験が豊かな大人がほとんどでした。
学級崩壊やモンスターペアレンツ、いじめ、未熟な教師など、様々な問題が重なり、大人としての威厳のようなものが失われつつあるのではないでしょうか。
大人なのになぜ?という事件が非常に多いように思います。
子供から大人に成り切れていない人が多すぎるのではないでしょうか。
少し考えれば分かるような判断ができない大人が増えています。
今回の男もそうでしょう。
犯罪とは一部の者による犯行ではなくなってきました。
出来心かもしれませんが、盗みや万引きなどの犯罪を犯してしまう普通の人が増えてきたように思います。
誰もが犯罪予備軍と考えて警戒することも過剰な反応とは言えない時代を迎えています。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年4月11日 19:21)