今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
12小学校の鍵盗難=給食調理場−安全のため食材廃棄・名古屋
財団法人名古屋市教育スポーツ振興事業団などは9日、学校給食用の食材を運ぶ運送会社(同市)の社員が車上狙いに遭い、市内の小学校12校の門扉と給食調理場の入り口の鍵計24個を盗まれたと発表した。
運送会社は同日夜から、学校付近の警備・巡回を開始。各校は調理場に人が侵入した跡がないか確認する一方、安全のため、開封済みの調味料や食材の廃棄、調理場内の消毒をする。10日中に24個すべての鍵を取り換える。 (11月10日時事通信)
車上荒らしの被害者にも係わらず、鍵を盗まれたために、大変なことになってしまった事例です。
しかし、その後の運送会社や学校側の対応は非常に防犯面でよかったのではないかと考えます。
●学校周辺の警備・巡回
●鍵の全交換
●開封済み調味料・食材の廃棄
コストの面を考えると大変ですが、リスクを考えるとすぐにここまでの対応を行ったのは非常に危機管理という面で優れていたといえます。
それにしても、昨今のニュースを見ると「給食の安全」というのも危機に瀕していると言えます。
食材として米や冷凍食品に事故米や毒物が混入された物が使用されていたり、先日はフランスパンの中に針が混入されていました。袋には穴があいており、何者かが意図的に針を混入させたのだと思います。
ちょっと変わったところでは、10月24日給食に使われたエゾシカ肉にライフル弾の破片(長さ約7ミリ、厚さと幅は約2ミリ)が北海道釧路市立中央小学校で見付かりました。
同市教育委員会は、シカ肉供給業者に対し金属探知機による検査強化を要請する方針ということです。
投稿者: スタッフ (2008年11月10日 11:34)