今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
栃木 メガネ店でフレーム盗難1200点、被害総額3000万円以上
1日午前9時20分ごろ、宇都宮市陽南の眼鏡店「メガネパリミキ宇都宮陽南店」で、「入り口のドアが割られ、眼鏡フレームが盗まれた」と出勤した店長の男性(47)から110番がありました。
眼鏡フレーム約1200点とサングラス約200点など総額約3179万円相当が盗まれており、栃木県警宇都宮南署は窃盗事件とみて調べています。
<時事通信9月1日(月)17時43分配信より>
メガネ店での盗難による被害総額が3000万円以上だったことに驚きました。
貴金属店や宝石店での被害総額が数百万円・数千万円に及ぶというのは分かりますが、眼鏡のフレームでこれほど高額になるのは意外でした。
ただ、自社保管商品の総額を考えると、この店だけが特別ではないのかもしれません。
商品を在庫として持たれているのであれば、一度、自社の店舗・事務所に保管している商品の総額を計算してみると、もしその大部分が盗まれた場合、破損した場合、被害の大きさと重要さを実感できるのではないでしょうか。
今回被害に遭われたメガネ店での防犯対策や防犯カメラの有無などは不明ですが、入口のドアが割られ、建物に侵入された後、ショーケース等に保管していた商品が大量に盗まれたのでしょう。
泥棒にしてみれば、入口のドアさえ突破できれば、その後、犯行を邪魔する要素が何もなかったのかもしれません。
その他にドアを突破されても、建物内のセンサーによる侵入者検知や商品の保管ケースが容易に破壊できないものであるとか、防犯カメラによる監視、警報音による威嚇など、泥棒が嫌がる要素が多いほど、犯行が行いにくい環境となります。
その要素をどれだけ増やすことができるかが効果的な防犯対策のポイントとなります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年9月12日 11:09)
