今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
120万円の高級自動車窃盗 自転車マニア2人組逮捕
東京・府中市で、120万円相当の高級自転車を盗んだとして18歳の少年2人が逮捕されました。
2人は「10台くらい盗んだ」と供述しています。
無職の18歳の少年2人は去年12月、府中市のマンションの敷地内に止めてあった38歳の男性が所有する120万円相当の高級自転車1台を盗んだ疑いが持たれています。
警視庁によりますと、2人は自転車マニアで、盗んだ自転車のタイヤを別の場所で盗んだ自転車に取り付けて乗っていましたが、3カ月後にパンクし、販売店に修理に持ち込みました。
被害者の男性がこの店で自転車を購入していたため、店員がタイヤを見て盗まれたものだと気付いて通報し、逮捕に至ったということです。
2人の自宅からは自転車の部品が大量に見つかっていて、2人は「10台くらい盗んだ」と供述しています。
<テレビ朝日系(ANN) 4月6日(月)13時40分配信より>
120万円の自転車、その金額に驚きです。
自動車よりも高い自転車、一体どんな人が購入して乗っているのでしょう。
最近の健康ブーム、環境問題、燃料問題等から自転車がひそかなブームなのは様々なメディアで紹介されています。
自動車と違い、運転免許がない老若男女誰でも気軽に乗ることができ、駐車しやすい(有料の駐輪場も増えてきましたが)などの利点もあり、潜在的な自転車の利用者は自動車の比ではありません。
利用者も他の人と違うデザイン、高機能な商品を求める人もいるでしょう。そこをメーカーが狙って高級自転車が出てきたのでしょう。
泥棒、犯罪者にとっても新たな市場が生まれたと感じているでしょう。
もともとは小さな市場として存在していましたが、より大きくなり、彼らが狙う要素を満たしています。
自転車本体だけでなく、パーツだけでも売買ができますから、より都合が良いのでしょう。
販売店だけでなく、自転車を取り扱っているところは、犯罪者に狙われている、または狙われる可能性が高いという意識を持つべきでしょう。
その上で防犯対策を考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年4月10日 14:00)