今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
甲府市の住宅火災 泥棒と出くわし放火?
12日未明、甲府市で起きた住宅火災で、焼け跡から2人目の遺体が見つかりました。
出火前に同居する家族が室内で不審な男と出くわしていて、警察は事件の可能性があるとみて捜査しています。
後ろに見えるのが火元となった住宅です。
焼け跡から2人目の遺体が発見されました。
今も周辺には焼け焦げたようなにおいが立ち込めています。
出火直前にはこの家の娘から「泥棒に入られた」と通報があり、警察官が駆け付けた際には、すでに火が出ていたということです。
近所の人:「『こらー何してるんだ』って声しか聞こえなかったから、あとはクラクションの音で。すごい大きい声で怒ったような声だったので」
警察によりますと、110番通報は12日午前3時半ごろにありました。警察が駆け付けると、家はすでに燃えていました。
焼け跡からは2人の遺体が見つかっています。
この家で暮らす50代の夫婦と連絡が取れていません。
また、10代の娘2人が同居していて、出火直前に娘は1階で言い争う声を聞いていました。2階から下に降りると不審な男がいて、上がってこようとしたため2階のベランダから外に避難しました。その後、家から火が出たということです。
また、近所の人が徒歩で逃走する男を目撃しています。
警察は事件の可能性もあるとして捜査しています。
<10/12(火) 12:17配信 テレビ朝日系(ANN)より>
泥棒と放火(火災)は別の犯罪(被害)と考える人が多いと思います。
しかし、今回の事件のように、泥棒に侵入され、室内で犯人と出くわした場合、犯人が放火して証拠隠滅を図ろうとする事件が実際に発生することを知っておかなければなりません。
稀なケースかもしれませんが、極度に緊張状態にある犯罪者を刺激してしまうと、思わぬ反撃をくらってしまう恐れがあります。
侵入者対策と放火(火災)対策は別ですが、一つの事件で両方必要になることがあるのです。
家の中にいくつか防犯ブザーやアラームを常備し、侵入者や異変を感じたら鳴動させ、そしてすぐに建物の外に逃げ出すなど、家族間での取り決めなども効果があるかもしれません。
突然の出来事だと冷静な判断や行動は難しいかもしれませんが、色々な事態を想定し、あらかじめ行動を決めておくとスムーズに動くことができるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2021年10月22日 15:37)