今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
150件、3千万円の被害。中国・日本人の混合窃盗団
中高層のマンションを中心に、近畿、中部の二府六県で空き巣を繰り返したとして逮捕された中国人と日本人からなる窃盗グループの九人。
警察が確認しただけで、被害は約百五十件、総額は約三千万円に上るということです。
偽造パスポートなどで日本に入国し、大阪市内のマンション数軒を拠点に、空き巣を繰り返していました。
犯行の手口は・・というと、
・民家に、トイレの高窓のガラスを割るなどして侵入。
・無施錠の窓を探す。
・サムターン回しやピッキングなどの特殊開錠用具を使って室内に侵入。
・犯行の際、日本人の自称・元暴力団組員(31)=同=が車を運転して現場周辺を案内し、三-四人が実行役と見張り役を分担、室内の明かりやインターホンなどで不在を確認し、侵入。元組員が〇六年三月に逮捕された後は、電車で移動。
・現金のほか、貴金属やパソコンなどを盗んでは、闇ルートに流していた疑いもある。
このグループの手口はそのまま一般的な外国人窃盗団の犯行手口です。
分業化・・きちんと役割分担が決められています。
日本の暴力団が運転手や情報屋をかねていることも多いのです。
「不在確認」などをきちんと行って不在であると確認して侵入しています。
このグループは、全国で暗躍する中国人窃盗団(総勢二十人以上)の一味で、このほか、別の十人以上が、関東圏を中心にグループをつくり空き巣を繰り返しているとみられます。
投稿者: スタッフ (2007年2月21日 09:27)