今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
158件の工具窃盗容疑で容疑者2人を最終送検
"神戸市内の建設現場から工具を盗んだとして逮捕、起訴された無職の容疑者2名が、愛知県や岡山県など2府7県で158件盗みを繰り返していた疑いがあることが22日、捜査関係者への取材で分かった。被害総額は約6200万円で、同署は裏付けを終え、2人を最終送検した。
送検容疑は2006年6月から今年6月までの4年間、神戸や大阪、岡山県などの建設現場に侵入し、ドリルやコンプレッサーなど建設用工具を盗んだ疑い。
2人は事前にインターネットで完成間近の新築マンションなどを検索して工事現場を探し、作業服姿でフェンスなどを乗り越えて侵入。10万~20万円の比較的高価な工具を選んで盗んでいた。
盗んだ工具は大阪市西成区の工具店などで売りさばき、生活費や遊興費に使ったという。"
【12月22日神戸新聞より抜粋】
すでに逮捕、起訴となった事件ですが、被害件数はもちろんのこと、その被害総額の高さに驚きました。
容疑者の1人は、「昔、大工をしていたので工具の良しあしが分かった」などと供述しているそうで、いわば目利きで高価そうな工具を選んでいたということです。
建設現場は限られた期間だけ人が出入りするため、事務所はプレハブであることがほとんどです。
そういった場所に高価な工具などが置いてあれば、内情を知っている者なら簡単に持って行ってしまうでしょう。
夜間などの無人となる間には、遠隔から現場の状況が確認できる「見える防犯」がおすすめです。
そのほか、重機などの盗難防止に、キーボックスを取り入れてカギの管理をするなど、小さなコストでもできる対策があります。
投稿者: スタッフ (2010年12月22日 18:08)