今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
16歳万引きカップル? 食料品75点盗む
大型量販店の食料品売り場から食料品75点を盗んだとして、県警草津署は30日、窃盗の疑いで、草津市内の無職少年(16)と京都市内の高校1年の女子生徒(16)を現行犯逮捕しました。
同署によると、2人は容疑を認め、「夕食にするつもりだった」などと供述しています。
逮捕容疑は、30日午後2時10分ごろ、草津市内の大型量販店の食料品売り場から弁当や調理パンなど75点(約9800円相当)を盗んだとしています。
同署によると、2人は買い物カートに商品を入れた後、持ってきたポリ袋に入れ替え、レジを通さず店の外に出たところ、保安員が見つけ同署に通報。
駆けつけた署員が現行犯逮捕しました。
<産経新聞8月1日(水)7時55分配信より>
スーパーでは、エコバッグ、マイバッグ持参が珍しくありません。
レジ袋不要のカードを出す人が増え、スーパー側もレジ袋を有料にするなど、積極的に推進しています。
ただ、良い面ばかりではなく悪い面もあります。
不自然な怪しい袋やバッグを持っていてもとがめられません。
少し前は、大きなバッグは持ち込みを遠慮願います、という張り紙やアナウンスが流れるスーパーもありましたが、これがマイバッグだと言われれば何も言えません。
それを利用して万引きを行う者も増えているでしょう。
今回のスーパーのように保安員、店員、警備員が居て、常に目を光らせていれば、ある程度の犯行は防げるでしょう。(決してゼロではありませんが)
小さなスーパーや経費的に余裕のない店舗ではそうはいきません。
どこかで穴ができるというか、弱くなったところを狙われてしまいます。
スーパー側も万引き犯に狙われない、敬遠される環境を作らなければなりません。
さきほど述べた店員、警備員による巡回、監視だけでなく、防犯ミラーや複数台の防犯カメラ設置による映像の記録など、いくつもの防犯対策を組み合わせ、より犯行が行いにくい環境にしなければなりません。
あそこの店は万引きがしにくい、捕まるぞ、と万引き犯同士が情報交換するような環境になれば大成功です。
あそこはやめて別の手薄な店を探そう、そっちを狙おうということになります。
今回捕まった16歳の男女もそのスーパーを狙ったのは理由があったのかもしれません。
防犯カメラがついていない(または少ない)、店員の監視がない、などです。
食料品75点の万引きというのはとても大胆な犯行です。
ちょっと欲を出しすぎでしたか・・・。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年8月16日 08:47)