今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
万引き1700点 ネットオークションで売りさばいた大学生逮捕
万引きした本やDVDなど約1700点をネットオークションで売り、400万円ほどを稼いでいたとみられる23歳の大学生の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、川崎市の大学生の男(23)。
警視庁によると、男は今年3月、東京・稲城市の書店で語学書など10点、約2万6000円分を万引きした疑いが持たれています。
男はこれらの本などをネットオークションで売っていて、調べに対し「本を転売して金にするためにやった」と容疑を認めているという。
警視庁は、男が、去年5月から万引きした本やDVDなど約1700点をネットオークションで売り、400万円ほどを稼いでいたとみて調べています。
<日本テレビ系(NNN) 6月15日(月)12時46分配信より>
被害金額400万円よりも1700点という数に驚きました。
約1年間で1700点もの本やDVDを万引きしたようですが、まさか同一店舗での犯行ではないでしょう。
一店舗で何度も犯行を繰り返していたらさすがに店側も対策を講じたはずです。
1年間も捕まらずに犯行を継続していたことが不思議です。
万引き被害は店にとって死活問題です。
売上はゼロで、仕入のみが発生します。
仕入だけでなく、人件費、宣伝費、賃料、光熱費など様々な費用だけが掛かります。
犯人にとってはささいな収入(ネットオークションでの転売など)に過ぎなくとも、店にとっての負担の大きさは、おそらく我々にはわからないでしょう。
いかに万引きの被害額を少なくするかが重要です。
万引きの被害額とその対策のために掛けられる費用を天秤に掛け、費用対効果を考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年6月17日 18:12)