今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ニセ警官から電話「捜査のために金塊を購入して玄関に置いて」 約1700万円相当盗まれる
名古屋市中村区で、不審な電話の指示に従って自宅の玄関に置いた約1700万円相当の金塊が盗まれました。
警察によりますと、7月、中村区の70代の女性のもとに警察官を名乗る男から「詐欺グループの所持品にあなたの通帳があった」などと電話があり、その後、捜査のためお金を金塊にかえるよう指示され、女性は金塊を購入しました。
そして、7月20日、家のカギをかけず、玄関に金塊を置くよう指示され、居間で警察官を名乗る男と電話をしている間に、金塊1300グラム時価約1770万円相当を盗まれたということです。
警察が窃盗事件として調べています。
<8/15(木) 19:29配信 メ〜テレ(名古屋テレビ)より>
自分が被害者の年齢近くになれば分かるかもしれませんが、今の段階ではだまされたにしてもひどい内容です。
警察を名乗る男から捜査のためにお金を金塊にかえるように指示があり(まず金塊を購入することが簡単ではないはず)、また、それを家のカギをかけずに玄関へ置くように指示され、電話をしている間に盗まれたという事件です。
被害者はどこかで不審に感じることはなかったのでしょうか。
犯罪者の巧みな話術にだまされてしまったのか、または不安定な状態や弱っているところを突かれてしまったのかもしれません。
家族や友人、近所の人、自治体や公共機関のサービスなどに「相談する」という手段は存在しなかったのでしょうか。
もし、家族や近しい人に高齢者の方がいる場合、少しでも不審に感じたら、何らかの行動に移す前に声を掛ける、連絡する、相談することを繰り返し伝えるべきでしょう。
また、相談が難しいのなら、せめて報告することで被害に遭ってしまった場合、早く気付くことで対処がしやすくなり、傷が浅くて済むこともあります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年9月 3日 17:28)