今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ドラッグストア強盗200万円奪う 大阪
"3日午前0時35分ごろ、大阪市東成区のドラッグストアで、女性アルバイト店員(27)が帰宅するため通用口から出ようとしたところ、待ち伏せしていた男が刃物のようなものを突き付けて「刺すぞ」と脅した。男は店内に押し入り、女性店員と、男性店員(38)に「金を出せ」と要求。持ってきたかばんに金庫から売上金約200万円を詰めさせ、2人の腕や足などを粘着テープで縛って逃げた。2人にけがはなかった。大阪府警東成署は強盗容疑で男の行方を追っている。"
【毎日新聞 6月3日より抜粋】
ドラッグストアを狙った強盗は時折発生しています。
過去の事件をまとめてみると、
・複数の窃盗団が暗躍。国道沿いの店を標的。
・医療品・化粧品・栄養補助食品・発毛促進剤など小さくて値段が高い(1個数千円~1万数千円)商品が狙われる。
・店員の隙を狙って商品をカバンに入れ、その日のうちに宅配便で医療機関に商品を卸している問屋に買い取りを依頼し、現金化している。
・通用口で待ち伏せし強盗
⇒閉店の戸締まりをして裏口から外に出た男性店員を男が襲い現金800万円の入った重さ200キロの金庫を奪って逃走。
・万引き
・強盗
といった手口での事件が発生しています。
店舗には必ず侵入検知センサーを設置し、侵入者が侵入しようとした瞬間に威嚇用警報ベル・サイレンを鳴らして威嚇するということが最も大切です。泥棒は人目につくのを避けますので音、光で周囲に自分の侵入を知られることを嫌がります。
また、フォグガ―ドを設置していれば、侵入をセンサーが検知すると霧を噴射、視界を奪って犯行を継続させない効果があり、特に貴金属店や金庫室などで大きな効果を発揮します。
すでに防犯カメラを設置している所は多いと思いますが、設置したそのままではなく、定期的に点検を行い、録画の死角をなくすとともに、レコーダーを追加して自動録画する事をおすすめします。
万引きや放火、いたずら対策として、売り場の状況を集中的に把握するとともに死角をなくし、犯罪の発生しにくい環境を作ります。映像は自動録画しておけば、問題発生時には確認することができ、犯罪の証拠として残すこともできます。
店舗の中だけでなく、建物の外観から「防犯対策をしている」ことを示し、対象から外させることも大切です。
泥棒に対しては何重にも対策を立てることが重要です。そして対策が十分であることを「見せる防犯」として建物外観で気づかせること。セキュリティ・キーパーはぜひ設置していただきたいものの一つです。
◆店舗の犯罪事情
投稿者: スタッフ (2011年6月 3日 13:22)