今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
閉店後のマクドナルドに不法侵入して不法調理 米アイオワ州
"米アイオワ州シーダーフォールズで、閉店後のマクドナルド店舗に侵入して自分用のハンバーガーを調理した学生(21)が警察に逮捕された。
地元テレビKWWLが報じた防犯カメラの映像には、店内に侵入してきたきちんとした身なりの若い男がグリルのスイッチを入れ、ミートパティを焼いてハンバーガーを作ったり、フライドポテトを揚げたりする一部始終が映っていた。やがて男はドリンクを手に窓から出て行ったが、現金には一切手をつけていなかった。
地元紙デモイン・レジスター電子版は、この映像が報じられた後、地元の芸術大学に通う学生が警察に出頭してきたと報じた。学生は不法侵入、器物損壊、窃盗の容疑で訴追される見通しという。"
【11月24日 AFPニュースより抜粋】
閉店後の店舗に入り込み、自分のためのハンバーガーセットを作って立ち去るという変わった事件です。
防犯カメラの様子が動画サイトにアップされているので見てみましたが、閉店後、ドライブスルーの受け取り窓と思われる小さな窓のガラスを割って店内に侵入、落ち着いた動きで作業を終えて窓から出ていく様子が鮮明に映っていました。
映像を見る限り、手際のよい動きをしているので普段からマクドナルドをよく利用しているか、もしかすると働いた経験があるのでしょう。
現地でのニュースタイトルが「Sneaky Real-Life 'Hamburglar'」となっていました。(Sneakyは卑劣な、こそこそするという意味)
気になったのがこの「Hamburglar(ハンバーグラー)」という単語。マクドナルドに行ったことのある方は、白黒の横縞服を着て黒いハットをかぶり、黒いマスクで目を覆ったキャラクターを見たことはないでしょうか。
残念ながら最近はあまり見かけなくなったように思いますが、あのキャラクターがハンバーグラーという名前なのです。Wikipediaによると、"名前の由来はHamburger(ハンバーガー)とBurglar(夜盗)を足してHamburglar。"
それで今回の事件で犯人がリアル・ハンバーグラーと呼ばれていたのか!と、理由が分かった朝でした。
話が脱線しちゃいましたが、今回のような事件、防犯カメラだけで犯行を防ぐことはできません。いざという時、映像を証拠として提出できるため欠かせないものではありますが、侵入された段階で賊を威嚇・撃退、必要なところへ自動通報が行く侵入警戒システムを追加することで、犯行をやめさせることができます。
投稿者: スタッフ (2011年11月25日 09:15)