今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
防犯カメラ破壊後、230キロのエアコンプレッサー盗難
宮城県東松島市は、市内の公共施設で備品の窃盗事件が相次いでいるとして、警察にパトロールの強化を要請したことを明らかにしました。
これは、今年4月にオープンした、矢本海浜緑地パークゴルフ場の防犯カメラの映像です。
画面右端に止まった車から人影が出てくると、その30秒後。
画面が白くなると映像は止まってしまいます。
5月30日、パークゴルフ場に設置されていたエアコンプレッサー1台が何者かに盗まれました。
パークゴルフ場職員 渥美祐介さん
「入念に下見をしていたのかなということも想像できますので、非常に恐ろしいなというふうに思っております」
約100万円するコンプレッサーの重さは230キロ。
犯人はカメラを壊してから犯行に及んだと見られています。
被害は、7日、東松島市が明らかにしました。
東松島市 渥美巌 市長
「今年4月からですね、結構そういう事案がでてきております。これらについてもですね、対策をしっかり講じていきたいと思っております」
市によりますと、4月18日から5月30日までに確認された市内の公共施設での窃盗被害は10件にのぼります。
中でも、赤井市民センターでは6件の被害を受け、防災倉庫に保管していた発電機などが盗まれました。
東松島市は警察に被害届を出すとともにパトロールの強化を要請し、公共施設の防犯対策を見直すことにしています。
<6/7(金) 20:24配信 仙台放送より>
防犯カメラを破壊し、その後、重さ230キロもあるエアコンプレッサーを盗むという手口です。
重量耐火金庫が金庫ごと盗まれる事件が発生したとニュースになることがありますが、200キロの重さのあるものをどうやって盗み出したのかが気になります。
運ぶだけなら複数人で台車などに載せることで可能かもしれませんが、最終的には目的地まで運び、そして分解するのか、転売するのか分かりませんが、そこまでしなければ盗んでも意味がありません。
一目を避けて深夜にそのようなものを車やトラックで運んでいれば怪しいと感じる人が多いかもしれません。
個別に現場ごとに対策を講じることの重要性は言うまでもありませんが、警察による不審車の検問等も増やすべきでしょう。
盗んでも運びにくくなると犯罪者側の計画達成が難しくなります。
また、重いから盗まれないだろうという考え方は変えなければならないことが分かります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年7月12日 10:18)