今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ゴミから見つかった2千万円 5人で山分けして窃盗罪に・・・
奈良県御所市の廃棄物処分場で5月、ゴミの中から見つかった2千万円をパート従業員5人が山分けしたとして、奈良県警高田署が窃盗容疑で当時60~78歳の男5人を葛城区検に書類送検した事件で、処分場を運営する同市の奈良総合リサイクルセンターが14日、見つかった2千万円を市に寄付した。
事件後、高田署が回収するなどした1千985万円は同署で保管されていたが、持ち主が現れなかったため、遺失物法に基づき所有権が同社に移転。
男らが使っていた15万円を同社が補填し、計2千万円を市に寄付することを決めたという。
14日、同社の社長(35)らが2千万円を持参し市役所を訪問。
社長は「市民のために使っていただければ」と、市長に現金を手渡した。
市長は「大変ありがたいこと。市の事業を展開していくなか、有効に使わせていただく」と話した。
事件では、5月23日午後10時半ごろ、当時60歳の男が現金2千万円を発見し、1千万円を窃取。翌日午前2時ごろ、4人と共謀して残り1千万円を盗んで山分けしたとして高田署は6月、5人を窃盗容疑で書類送検。
葛城区検は8月10日付で、5人を不起訴(起訴猶予)処分としていた。
<9/15(金) 9:07配信 産経新聞より>
廃棄物処分場のゴミの中から2千万円が見つかったら、見つけたメンバーで山分けするというの気持ち的には分からないでもありません。
良くないこととは分かりつつも、ゴミをどうしようといいじゃないかという気持ちからと誰にも迷惑を掛けるわけじゃないという気持ちからやってしまうことはありえるのではないでしょうか。
もちろん彼らに所有権があるわけではありませんが、窃盗罪に問われるのは厳しいようにも思います。
ただ、後で持ち主やなくした人から申し出があった場合、山分けした人たちは、見ていない、知らないとうそをつくことになりますから、結果的には犯罪となっても仕方がありません。
それにしても最終的には持ち主が現れず市のリサイクルセンターに所有権が移ったのに、山分けした5人が使った金額分も補填して市に寄付した社長さんは立派ですし、なかなか出来ることではないと思います。
お金に汚いどこかの社長さんも見習ってほしいものですね。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年10月13日 10:16)