今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「夜になっても明かりがともらない家を狙って」侵入250件
1月14日に逮捕された、無職男(26)は、 昨年秋までの約3年10か月にわたり、道内で約250件・総額約1000万円の空き巣を繰り返していました。
この男のターゲット決定ポイントは?
「夜になっても明かりがともらない一般住宅」
侵入手口は?
「工具で窓を壊して侵入」
勤めていた建設会社をやめたことを同居の親に隠し、「地方の現場に行く」と偽って出かけ、犯行を重ねていました。週末には自宅に戻り、盗んだ金の一部は、「生活費」として、月数万円ずつ親に渡していました。
(2009年1月15日 読売新聞より抜粋)
時々こういう泥棒がいるんですよね。親や奥さんに失業したことを言えず、泥棒で稼いだ金を給与といって渡していた泥棒が・・・。以前にも運送会社に勤めていると言って、ユニフォームまで着用して泥棒に通勤?していたこともありました。
この「夜になっても明かりがつかない住宅を狙った」というのは、単身者専用マンションを狙う時にも泥棒はします。マンションの場合は特に部屋数が少なくすぐにどこが無人かが建物外部からわかります。
又、ベランダ沿いに移動も簡単にでき、一晩で何件も侵入することもできるということで、泥棒にとっては効率がいいのです。
又、「夜になっても洗濯物を干しっぱなしの家を狙う」泥棒もいました。不在ということだけでなく、「だらしない」という理由でした。
泥棒は侵入先の留守を確認することは、侵入者が下見をするときに必ず行います。
夜なのに、「明かりがついていない、」「洗濯物が干しっぱなし」「ガレージに車がない」
「夕刊がポストに置きっぱなし」など手掛かりが沢山あります。
こうした泥棒に不在であることを知らさない方法としては、
●一部屋だけの照明を、タイマーで自動点灯させる。
●玄関、居間などの電気をつけて外出する。
●ラジオを大音量でつけっぱなしにする。
●洗濯物は屋外に干さない。
●郵便や新聞は長期不在の場合はあらかじめ止めておく。
●留守番電話に「留守です」というメッセージは残さない。
●玄関の表札に家族名を入れない。(家族数がわかるようにしない)
●車庫はシャッター式にして、シャッターを下ろしておく。
●気軽に誰彼無く家族旅行に行くなど発表しない。
ということです。
どこで泥棒が下見をしているかわかりません。
防犯意識は常に持ち、できる対策をしましよう。
投稿者: スタッフ (2009年1月22日 13:05)