今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
尼崎 貴金属店で2千万相当の盗難被害 対策は
"13日午前3時ごろ、兵庫県尼崎市神田北通の貴金属店で「侵入警報が作動した」と、警備会社から110番があった。尼崎南署員が駆けつけると、店内のショーケースが割られ、ネックレスや指輪など約20~30点(約2千万円相当)がなくなっており、同署が窃盗事件として捜査している。
同署によると、店のシャッターが上がり、入り口のガラス扉が割られていた。ショーケースでは高価な商品ばかりが盗まれていた。入り口付近の防犯カメラには、犯人とみられる2~3人組と北へ逃げる白っぽい車が写っていたという。"
【6月13日 MSN産経ニュースより】
貴金属店で高額な窃盗被害です。
このような荒っぽい手口での被害が相次いで発生しています。
警報装置が鳴ってもお構いなしに、短時間で犯行を終えて車で逃走。ひどいものでは車でショーケースに突入し、ガラスを割って店内へ侵入、ショーケース内の商品を根こそぎ持ち去るという手口も発生しています。
このような方法を防ぐにはどのような対策が有効でしょうか。
・下見の時点でターゲットから外れさせる
⇒ 犯罪者は必ず現場を下見します。その際、防犯対策がしっかりとられているところはターゲットから外し、別のもっと無防備なところを狙います。より目立つ箇所に防犯カメラ、威嚇装置を設置することで、外部にアピールしましょう。
・防犯カメラは死角を少なく、映像も記録する
⇒ 宝石・貴金属店では防犯カメラの設置は当然ですが、数も増やし、死角のないよう設置する場所にも工夫が必要です。
カメラの数が少ない場合は、防犯ミラーなどで補完し、死角をなくしましょう。
また、仮に盗まれた場合でも犯人特定や証拠につながる映像を記録しておくべきでしょう。
・それ以上犯行を継続させない
⇒ 侵入やショーケースの破壊など防ぎようのない被害はあります。
ただ、その後の行為を阻止することはできます。
フォグガ―ドは人体に無害の霧を噴射して、視界を遮断し、盗むという行為を強制的に止めさせる効果があります。
投稿者: スタッフ (2011年6月14日 09:38)