今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
群馬で2件目 養鶏会社で銅線窃盗 停電でニワトリ多数死ぬ
5日午前9時35分ごろ、群馬県渋川市北橘町の養鶏会社で、銅線約22メートル(時価約15万円相当)が盗まれているのを会社関係者が発見し、110番した。7月30日以降、市内の養鶏会社を狙った銅線盗は2件目で、渋川署が関連を調べている。
同署によると、4日夕~5日朝、鶏舎の主電源と非常用電源の配線がそれぞれ切断され、非常用電源の銅線が盗まれていたという。これにより鶏舎の空調設備が止まり、飼育されていた数十万羽のうち相当数が死んだとみられる。
同市北橘町赤城山の養鶏会社も30日未明、銅線約170メートル(時価約500万円相当)を盗まれる被害に遭い、飼育するニワトリが暑さにより多数死んだ。
<8/5(月) 18:38配信 毎日新聞より>
養鶏会社から銅線が盗まれ、それにより停電が発生し空調設備が止まり、飼育されていたニワトリが多数死んだというものです。
群馬県では2件目の発生ということで、他の都道府県でも同様の手口により被害が発生する可能性があります。
今の時期は冷房が必須です。人間でも冷房が止まれば一晩で命が失われるほどの暑さです。
養鶏場に限らず、生物を飼育している施設では停電時の対策をしているかが重要になります。
このように銅線という主目的が盗まれる損害に留まらず、停電によって二次的、三次的な損害が発生することが分かります。
盗難対策だけでなく、停電復旧までのバッテリー備え付けや自家発電等の対策が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年8月 8日 14:21)