今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自販機の釣銭口燃やし現金3千円奪う 中学生3年生逮捕
自動販売機の釣り銭口を燃やすなどして現金を盗んだとして、警視庁少年事件課は窃盗容疑で、東京都八王子市に住む中学3年の少年(14)を逮捕しました。
容疑を認めています。
逮捕容疑は3月16日午後8時ごろ、別の少年3人と共謀し、八王子市小比企町に設置された飲料水の自動販売機の釣り銭口に、ライター用のオイルを染み込ませたトイレットペーパーを差し込み、ライターで火をつけて内部の釣り銭箱を溶かして落ちてきた現金約3000円を盗んだ疑いです。
八王子市内では今年に入って同様の被害が多発しており、警視庁は余罪や少年の交友関係についても調べます。
<スポーツ報知10月3日(木)7時6分配信より>
自動販売機の釣り銭口に、オイルを染み込ませたトイレットペーパーを差し込み、火でつけ自動販売機内の釣り銭箱を溶かし、落ちてきた現金を盗むという手口です。
しかもその犯人が中学生他4人の少年による犯行ということですから驚きです。
出来ごころでの犯行、悪ふざけとは言えない手口です。
インターネットが普及し、様々な情報を一瞬で、しかも無料で入手することができる時代です。
過去に行われた犯罪の手口も様々な媒体(テレビ・新聞・雑誌・インターネット)で紹介され、誰もが自由に知ることができます。
再現が可能なほど詳細まで紹介されることもありますから、見よう見まねで試してみる者が出るのも不思議ではありません。
面白半分に、出来るかどうかの確証がないまま実践してみる者もいるでしょう。
ただ、被害者にとっては大変な迷惑です。
現金被害は釣り銭の3千円だけでも、自販機内部の釣り銭箱の破損、釣り銭口の破損、自販機本体の破損が発生する可能性が高く、その修理代は数千円では済まないでしょう。
また、トイレットペーパーにオイルを染み込ませて燃やすということですから、その火が自販機やその周辺に飛び、二次的な火災被害を起こす可能性もあり、そうなると人命や建物など甚大な被害に発展することも考えなければなりません。
加害者である犯罪者たちは、そんなことまで考えてはくれません。
被害者となる可能性がある我々が考え、その対策をこうじなければならないのです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年10月10日 17:11)