今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
窃盗容疑で3少年逮捕 犯行手口を動画サイトで学ぶ
"駐車中の車の窓ガラスを割って中にあったカバンなどを盗んだとして、警視庁少年事件課と高尾署は窃盗の疑いで、東京都八王子市の私立通信制高校1年の男子生徒2人ら15歳と16歳の少年3人を逮捕した。同課によると、男子生徒らは車の窓ガラスをライターの火であぶった後、水をかけて割る「焼き破り」という手口で犯行に及んでいた。男子生徒らは「いい方法がないかを(動画投稿サイト)ユーチューブで確認した」と供述しているという。
逮捕容疑は9月12日午後0時15分ごろから13日午前5時ごろまでの間、八王子市の駐車場で、近くに住む男性運転手(61)の軽乗用車の窓ガラスを割り、車内にあったブランド品のカバンなど計4点(計2万5千円相当)を盗んだなどとしている。"
【11月18日 産経新聞より抜粋】
インターネットを使った動画共有するサービス「ユーチューブ(YouTube)」には、様々な動画が公開されています。
最近ですと、尖閣諸島の中国漁船衝突事件の動画が公開され、社会的に大きな問題となった事は記憶に新しいですね。
このユーチューブは会員登録をすれば誰でも簡単に動画を投稿する事ができる為、個人の投稿した動画はもちろん、様々な企業がPR目的で投稿した動画も多く見られます。
今ではなんと、1分間に35時間分もの動画が投稿されているそうです。
気になるドラマや曲を探したり等、一度はご覧になった方も多いのではないでしょうか。
今回の事件で特筆すべきは、車の窓ガラスを割る手口をユーチューブで調べて犯行を行ったという点です。
確かにユーチューブ内を検索してみると、ガラスの耐性実験等いくつかの動画が公開されています。こういった動画をヒントに、彼らは犯行の方法を思いついたのでしょうか。
大切な愛車を守る為、できる事から始めていきましょう。
◆車上荒らし対策
* わずかな時間でも車を離れる時は必ずエンジンキーを抜き、ステアリングロックも確実にきかせておく。ドアをロックし、窓も完全に閉めていることを確認してから離れる。
特に追突事故や子供の送迎などちょっとした時間を狙っての犯行に注意。
* 貴重品は車の中に置かない。バックや背広、小銭でも見えていると車上荒しに遭う確率が高くなる。
* ノートパソコン・重要書類などを車内に置かない。個人情報保護法でもっと大きな問題になることもある。
* 路上駐車はせず、監視の行き届いた駐車場、夜間照明・監視カメラのある駐車場を選び、照明の良く当たる周囲から見通しの良い場所を選択して駐車する。
「駐車場内 2ルクス。車路10ルクスが警察庁「安全・安心まちづくり推奨要項」における防犯照明の推奨照度」
* 一定時間以上車から離れる時には、常に車を確認する。
* 容易にキーを人に預けない。預ける時は預り証を受け取る。
* 車内にスペアキーを保管しない。
* 人前でキーをわずかな時間でも放置しない。居酒屋・サウナ・スポーツジムなど背広のポケットや入れっぱなしにしたり、テーブルの上に置いたまま離籍しない。
* ボディカバーをつけ、車種を特定されないようにする。
* 自宅の車庫はできる限りシャッター付きの車庫の方が安心。人感ライトを設置し、人が来ると自動的に照明が点灯するようにする。
* カーナビを取り付ける際には盗難防止対策を施した特殊なネジを使用して、取り去りを困難にする。
* 自動車盗難防止装置を設置する。
ハンドル固定ロック式防犯装置やイモビライザー、振動センサー・空気圧センサー、電圧変化センサー、キー穴異常センサーなど。
* 車の位置確認サービスと契約する。
◇ちょっと寄り道・・・防犯のセキュリティハウスのYouTubeアカウントページです。取扱システムをいくつか紹介しておりますのでぜひご覧ください! http://www.youtube.com/user/securityhouse848424#g/a
投稿者: スタッフ (2010年11月19日 11:02)