今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
銅線泥棒 証拠隠滅のために防犯カメラ4台盗む
岐阜県土岐市のメガソーラー発電所から大量の銅線を盗んだ疑いで、男5人が岐阜県警に逮捕されました。
窃盗容疑で逮捕された岐阜県岐南町の無職の男(21)ら5人は、先月、土岐市のメガソーラー発電所に侵入、長さ約770メートルの銅線1・5トンと、証拠隠滅のために防犯カメラ4台を盗んだ疑いが持たれています。
岐阜県では、今年4月以降、ソーラー発電所などから、銅線の盗難が40件近く発生していて、警察は関連を調べています。
<CBCテレビ 9月8日(木)18時43分配信より>
ソーラー発電所に銅線盗難で侵入した男たちが証拠隠滅のために現場の防犯カメラ4台を盗んだという手口です。
防犯カメラは犯罪の抑止効果や犯行対象から外れるという効果はありますが、犯罪が発生した後、それ以上の犯行を継続させない効果は弱いと言えます。
例えば侵入者検知しその場で警報ベルを鳴らす、持ち主に通報連絡する防犯システムの場合は、犯行を継続することが難しくなります。
警報音が周囲に鳴り響きますし、誰か人が駆けつけるかもしれない、警察が来るかもしれないと時間的な圧迫を受けるとゆっくりと犯行は継続できません。一刻も早くその場から立ち去りたい心理になるでしょう。
犯罪の内容や状況によって防犯対策も変えていかなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年9月23日 16:08)