今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
4人家族が就寝中の住宅に侵入 タクシー運転手逮捕
神奈川県警の宮前、多摩、大和の3署は22日、住居侵入と窃盗の疑いで、川崎市宮前区宮崎3丁目、タクシー運転手の男(42)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年12月23日午前2時ごろから同2時50分ごろまでの間、相模原市南区の男性会社員(40)宅に侵入し、現金5万5千円を盗んだ、としている。容疑を認めている。
署によると当時、男性と妻、子どもの計4人が寝ていた。防犯カメラ映像などから男が浮上した。2021年4月ごろから22年12月ごろまでに県内で類似する手口で20件ほどの被害が出ていることから県警は関連を調べている。
<3/22(水) 20:01配信 カナロコ by 神奈川新聞より>
建物の中に人が居ても居なくても侵入される窃盗事件が増えています。
今回逮捕された泥棒が同様の手口を繰り返す常習犯だったかどうかは分かりませんが、人が居ても犯行は可能だと知った者が安易に犯行を行ったような印象を受けます。
昔は人が居ることが最大の防犯対策で、泥棒は人が居ないところを狙うと言われていましたが、就寝中なら無人と同じだ、無人の階や部屋も同じだ、と考える犯罪者が増えてきたのかもしれません。
また、住宅の建物が高層階になったことも要因でしょうか。
以前は平屋、もしくは2階建ての建物が一般的でしたが、3階建て以上の建物が珍しくありません。
それだけ無人の階が増えたとも考えられます。
例えば、食事の時間帯は1階に人が集まり、就寝時は2階、3階に移動すると、朝まで1階は無人になるなど。
その無人の箇所を目標に泥棒が侵入してくる可能性があります。
その目的の場所に金品があるのは危険ですから、出来るだけ金品は置かない、もしくは手元に置くなど特定の場所に置いたままにしない工夫が必要でしょう。(翌日使用するからといって1階のリビングに財布や鍵を置いたまま就寝することは危険でしょう)
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年5月12日 09:01)