今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
防犯意識調査 空き巣・強盗被害者、5割が防犯対策せず
"5年以内に空き巣や強盗の被害(未遂を含む)に遭った人の8割が「被害に遭うと思っていなかった」と答え、半数以上が、被害前に具体的な防犯対策を実施しておらず、その後も2割以上が対策をしていないことが、ネットリサーチの「マイボイスコム」の調査で分かった。
調査は11月22~24日、1万5982人を対象にインターネット実施。自宅やオフィスで空き巣・強盗の被害(未遂含む)を経験したことがある人は 12%だった。そのうち、5年以内に自宅やオフィスで空き巣・強盗の被害を経験した522人に対し、防犯意識を調査し、396人が回答した。
「被害に遭う前、自身が被害に遭うと思っていたか」の質問には、81%が「思っていなかった」と回答。当時行っていた防犯対策では、「外出時には2階以上でも窓に鍵をかけていた」が25%、「センサーライトを設置していた」が14%で、「対策は行っていなかった」が54%だった。
被害に遭った後では、「防犯の必要性を強く感じた」が61%、「防犯の必要性を感じた」が35%と、防犯の必要性を9割以上が感じていたが、対策については「2階以上でも窓に鍵をかける」が44.7%、「センサーライトを設置」と「ドアに補助錠を付けた」が29.8%になるなど防犯意識が高まった。だが、21.5%が「対策をしていない」と答え、その理由としては、「費用がかかる」が63.5%、「手間がかかる・面倒」が35.3%、「有効な防犯対策が分からない」が28.2%だった。"
【12月6日 毎日新聞より】
インターネットのリサーチ会社が調査した、興味深い結果が発表されました。
上記の記事は、実際に空き巣や強盗の被害に遭ったもしくは未遂で終わった方々に対するアンケートの結果ですが、被害に遭った後では実に96%の方が防犯の必要性を感じたという結果となっています。
ところで皆さんは、泥棒の被害が最も多いのが「住宅」という事はご存知でしょうか。
警察庁の統計資料によりますと、最も多いのが一戸建て住宅が全体の37.7%を占めており、次いでマンションが19.6%で合計57.4%となり、過半数を住宅が占めています。
続いて一般事務所が14.1%、商店は8.9%ということですから、住宅の防犯対策が必須であることがお分かりだと思います。
恐らく、普段から「自分が被害に遭う」と考えている方はほとんどいないと思います。
犯罪者はそこからスキを見つけ出して犯行に及びます。
窓に鍵をかける、補助錠をつける、といった防犯対策はもちろん、防犯対策をしている事が一目で分かるセキュリティキーパー等、抑止効果の高い装置を取りつける工夫も大切です。
投稿者: スタッフ (2010年12月 9日 13:23)