今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
5年連続自動車盗難ワースト1位はあの車
"日本損害保険協会が21日、「第13回 自動車盗難事故実態調査結果」を発表し、盗難被害が最も多いのはワゴンボックスカー『ハイエース』であることがわかった。『ハイエース』の盗難被害最多となるのは2007年の調査から5年連続。
同調査は損害保険会社が2011年11月に保険金を支払った事案(自動車盗難683件、車上ねらい2,221件)を対象に実施されたもの。『ハイエース』の盗難被害が多い理由としては、盗難予防装置であるイモビライザーの標準装備が進まずセキュリティが低いことから、自動車窃盗団の標的となったとし、盗難された車は不法に解体された上、不正輸出されるケースが多いと推測している。また『セルシオ』と『ランドクルーザー』の被害も急増しているという。
カーナビ被害は昨年に比べ、件数と被害額ともに減少。ユーザーの防犯意識が向上し、防盗性の高いカーナビの普及が被害縮小につながったとしているが、1件あたりの被害額は21.8万円と高止まり状態であることを指摘している。"
【3月21日オリコンスタイルより】
盗難被害の最も多い車種が発表されました。
特に被害が多いのがハイエースで、盗難予防装置設置率の低さが影響しているのでは・・・と損害保険協会は分析しているようです。
確かに最近はイモビライザーと呼ばれる盗難予防装置が設置された車が増え、以前に比べて盗難しにくくなっているといえます。
ところが最近さらに、このイモビライザーを瞬間的に無効化するイモビカッターと呼ばれる装置が出回り、イモビライザーの防犯効果が低くなってきていることが分かってきています。
盗難された車の行く末といえば、別の犯罪に悪用されたり、解体されて部品を取られる、転売されるなど、よくない未来が待っています。
また、車は決して高い買い物ではありません。自家用車でも個人の車でも、使用していれば愛着は湧いてくるでしょう。
そんな車を盗まれる、壊されるなどの被害に遭わないよう、普段から停める場所など気をつけていきたいものです。
投稿者: スタッフ (2012年3月24日 14:54)