今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
福島 民家から現金6000万円空き巣被害
須賀川市の70代男性方から保管してあった現金約6000万円が盗まれていたことが15日、分かった。須賀川署が窃盗事件として調べている。
同署によると、男性が10日に家の中が物色され、現金がなくなっていることに気付いたという。
男性方からは、何者かが外部から侵入した形跡も見つかった。
男性は家族と同居しているが、日中は仕事のため全員が家を空けることが多かったという。男性が最後に現金を確認したのは、8月25日だった。
<9/16(水) 10:54配信 福島民友新聞より>
福島の民家に置いていた現金約6000万円が盗まれたという事件です。
被害者が現金を確認したのが8月25日、被害に気付いたのが9月15日ということは、その3週間の間に盗まれたということですが、事件発生日の特定ができないということは、それだけ犯人逮捕が難しくなることは容易に分かります。
また、それほど高額な現金を自宅に置いておくことの危険性を改めて感じます。
高齢者の中には、銀行などの金融機関は信用できないということで、自宅に大金を置いておく方が安心だと感じる人もいるでしょう。
感じる人がいるというレベルではなく、相当な数の人がそうなのかもしれません。
都会より田舎の方がその傾向は強いでしょう。
これは自宅周辺に金融機関が存在していないことも要因としてあるでしょう。近くにないから家に現金を置いておいた方が便利だと感じるかもしれません。
仮に存在していても、田舎ですからその銀行や信用金庫の店舗は都会のものより小さく、そして警備体制も弱そうに映るかもしれません。
キャッシュレスの推進は、このような大金の窃盗事件を減らすことにも効果はあるでしょうが、まだまだ浸透するのには時間が掛かりそうです。
その前に犯罪者は必ず目を付けますから、何とかして事前に策を講じ、被害を未然に防ぐ努力を行わなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年9月18日 16:23)