今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
窃盗グループ逮捕 被害は600件・計1億8千万円?
"窃盗グループが埼玉県内の書店に侵入し、現金などを盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、福島県南相馬市の男(43)=別の窃盗事件で起訴=ら6人を逮捕した。同課によると、うち5人は容疑を認め、「盗んだ金で覚醒剤を買った」などと供述している。残る1人は容疑を否認している。
同課は窃盗グループが、平成21年9月ごろから、都内や神奈川県など関東近県で、事務所荒らしや自動車盗などを繰り返していたとみている。被害は約600件、総額約1億8千万円に上るとみられるという。
逮捕容疑は平成22年8月22日未明、埼玉県三芳町の書店で、出入り口のシャッターをバールのようなものでこじ開け、現金5万円が入ったレジスター(計10万円相当)などを盗んだとしている。"
【産経新聞 6月8日より抜粋】
警察庁より平成22年度の犯罪情勢が発表されました。
そのデータによると、侵入窃盗件数は136,552件で前年より11,936件減少しています。
うち、出店荒らしは20,465件で前年より2,542件減少、事務所荒らしは14,796件で前年より3,236件減少しています。
窃盗団は1か所にとどまらず、ほとんどが複数の町を渡り歩いて窃盗を重ねていきます。
そして大体が、
・幹線道路沿いの「防犯設備がない」店舗を狙う。
・数人単位で車を使って移動。
⇒この場合、盗難車を使って移動するケースも見受けられます。
・シャッターをバールでこじ開けるなどして侵入。
といった手口になります。
ではなぜ、事務所や店舗が狙われるのでしょうか?
それは、
・夜間や定休日などは無人となる。
・無人であることが外観からすぐにわかる。
事が大きな要因ではないでしょうか。
無人となる時間があらかじめ分かっていれば、見つかる可能性も低くなるため、比較的落ち着いて侵入作業を行う事ができます。
また、オフィス街や商店街などの立地であれば、夜間は人も少ないため目撃されにくい・多少大きな音を出しても気づかれにくいという事が挙げられます。
店舗であれば、営業時間中に店内に客を装い下見ができます。カメラの設置場所や警備状況、金庫・レジの場所、高額商品の展示場所、従業員数、従業員の勤務体系など、様々な事がチェックできます。
万が一、侵入されてもフォグガ―ドで賊の視界を奪い、犯行を阻止する事ができます。
【フォグガ―ド噴射】
投稿者: スタッフ (2011年6月 8日 14:04)