今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
滋賀 自動車販売会社からタイヤ60本盗難
12日午前9時ごろ、滋賀県栗東市内の自動車販売会社のコンテナで、ホイール付き中古タイヤ60本(300万円相当)がなくなっているのが分かり、従業員が110番しました。
同県警草津署が窃盗容疑で捜査しています。
同署によると、6日午後5時ごろ、従業員がタイヤをコンテナに収納し、南京錠で施錠しました。
南京錠は壊されたとみられ、なくなっていたという。
<産経新聞 12月13日(日)8時33分配信より>
コンテナの南京錠を破壊し、中にあったホイール付きタイヤ60本が盗まれました。
南京錠がついていれば、まあ安心と考える人が多いかもしれませんが、それを破壊する工具や機械を持っていれば簡単に無効化できてしまうということが分かります。
また、作業時間の確保も重要で、破壊するのに時間が掛かる場合であっても、その時間が確保できれば、安全に作業することができ、犯罪者にとっては都合が良くなります。
犯罪者がゆっくりと犯行を行う環境を提供することはいけません。
誰もそのような環境を提供しようとは思っていないでしょうが、自然とそのような環境ができることもあります。
それを改善し、彼らが好まない環境に変えていくことも防犯対策の一つです。
植木や塀などで外から中の様子が見えないのは防犯的に良いと思いがちですが、逆に中で何をしていても分からない、隠れ蓑になってしまう恐れもあるのです。
そのような細かい問題を一つずつ解消していくことが大切です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年1月 8日 18:13)