今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
病院の職員用浴場に無断で入浴 63歳男逮捕 京都
"京都府立医大病院(京都市上京区)の職員用浴場を無断で使ったとして、府警上京署は15日、左京区下鴨宮崎町、無職の男(63)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕したと発表した。「自宅周辺の銭湯がつぶれ、金もないので昨秋から週1回ぐらい入浴していた」と容疑を認めている。南東約800メートルの京都大病院(左京区)でも昨年4月、無断で入浴した50代の男が同容疑で現行犯逮捕されている。
この容疑者の容疑は14日午後9時45分ごろ、病院地下1階の職員用浴場に侵入したとされる。入浴した病院の警備担当者が、下着を洗濯している容疑者を見て不審に思い、取り押さえたという。
同署によると、容疑者は自転車で来院。病院出入り口の防犯カメラに手おけやシャンプーなどを持って侵入する容疑者の姿が映っていた。出入り口は無施錠で、浴室は24時間、誰でも入れる状態だったという。"
【毎日新聞 2月16日より抜粋】
昨年の秋から週1回のペースで病院の職員用浴場へ不法に侵入し、勝手に風呂に入っていたという呆れた男が逮捕されました。
「金がないのでやった」というような供述をしているようですが、信じられない感覚です。
こういった大きな病院では常に人が出入りしており、意外と不審に思われないのが現状です。
浴場などは時間帯も不規則に人が出入りするでしょうから、カギの管理等も含めて施錠が徹底できない事もあると思います。
今回は無断入浴だけですが、悪質な場合は浴場にカメラを仕掛けて盗撮や、病室や事務所からの金品盗難等の二次被害につながる可能性もあります。
面倒でもしっかり施錠等の対策を行う事で、二次被害を防ぐ事ができます。
* 事務所には夜間など無人時には扉を職員以外には開けられないようにする入退出管理システムを設置。
* 上記と同時に、侵入検知センサーを連動させ、職員以外が侵入しようと扉をこじ開けや窓からの侵入などしても侵入を検知しナースセンターなどに異常発生を連絡する。
* 薬品室などに関しても入退出管理システム、侵入検知システム、監視カメラ自動録画システムを設置する。
* 薬品室への出入りを記録し、いつ誰が入退出したのかがわかるようにするとともに、カメラで状況を録画する。職員以外の扉をこじ開けての侵入の場合はナースセンターに信号が入り異常発生を連絡する。
* 新生児室に対しても、勝手に関係者以外が入室できないように入退出管理を行うとともに、カメラで状況を常時ナースセンターで見ることができるようにする。
投稿者: スタッフ (2011年2月17日 16:04)