今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
65%の不安
警視庁が東京都内で初めて実施したアンケートによりますと、"何らかの犯罪に巻き込まれるかもしれない"という不安を感じている人が回答者全体の65%という結果が出たそうです。
"都内の犯罪発生は「世界一安全」とされた約40年前の水準まで改善したが、「体感不安」は高水準にある実態が浮かび上がった。
3月11日から4月2日の間、都内の警察署などで、運転免許更新などで訪れた人を対象に調査し、8384人から回答を得た。
それによると、「自分が巻き込まれるのではと不安に思う犯罪」は複数回答で、侵入窃盗が55%と最も多く、強盗や殺人などの凶悪犯罪が44%、インターネットを悪用した犯罪が34%と続いた。
自分の子供が犯罪に遭遇する不安感は84%と高い。帰り道のわいせつ行為や連れ去り、凶悪犯罪がともに42%で、暴行・傷害が41%だった。
60歳以上の親に対する不安感は72%で、振り込め詐欺と侵入窃盗が最も多い61%に上った。"
【8月6日 時事通信より抜粋】
確かに近年は凶悪な事件が増え、かつての日本とは違った状態になっていると感じるようになりました。
ところが警視庁によると実際は、"昨年の刑法犯認知件数は約20万5700件で、日本が世界で最も安全といわれた昭和40年代(1965~74年)の平均約21万2800件を下回っ"ているとの事です。
これは様々な事件が報道される事で、私たち視聴者の受ける印象が大きく変わってきた事も一因ではないでしょうか。
私たちを取り巻く環境は、以前に比べて格段に多くの情報が溢れています。
以前では報道されなかったような国内・海外の事件が報道されるようになりました。
国内では毎日のように強盗や殺人等の凶悪な事件の報道が続いています。
また、来日する外国人の数も増えており、窃盗団による高額盗難などが取り上げられています。
そういった犯罪内容の凶悪化が進んだことで、私たちが受けるインパクトの大きさ、衝撃が治安悪化を感じる一番の要因ではないでしょうか。
少しでも犯罪をなくす為に、私どもセキュリティハウスは努力を続けていきたいと思います。
投稿者: スタッフ (2010年8月 6日 14:42)