今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
万引きか? 認知症か? 88歳の女性がスーパーで弁当盗む
弁当1個を盗んだとしてで88歳の女が現行犯で逮捕されました。
窃盗の現行犯で逮捕されたのは、北海道札幌市西区の無職の女(88)です。
女は12日午後4時10分ごろ、札幌市西区のスーパーマーケットで弁当1個(販売価格464円)を盗みました。
警察によりますと、女が自分のエコバッグに弁当を入れるところを巡回中の警備員が見ていて
女がレジを通さず、店の外に出たところを声をかけ、現行犯逮捕に至りました。
警察が調べたところ、女は所持金を持っていて「気づいたら万引きしていた」と容疑を認めています。
また、エコバッグの中には他の商品とみられる物も入っていて、警察は余罪も含めて調べを進めています。
<4/13(木) 11:38配信 北海道ニュースUHBより>
高齢化社会が加速している日本においては、今後似たような事件が増える予感がしています。
スーパーやコンビニで会計を済ませずに商品を持ったまま店外へ出て行く者。
普通に考えれば万引き行為(窃盗)ですが、容疑者が高齢者の場合、認知症の症状が出たという可能性があります。
その正確な判断、区別を現場で店員や警察が行うことは難しいでしょう。
医療関係者などの専門的な知識や技術を持った人のサポートが必要になります。
そのサポートをさらに助けてくれるのが防犯カメラの存在です。
犯行前後の映像を詳細に確認できれば、余計なトラブルを回避できるかもしれません。
例えば、明らかに周囲を警戒しつつ商品を盗み、逃げようとする様子が映っていれば万引き犯ですし、挙動不審な様子が映っていれば認知症の可能性が高いなどの判断がしやすくなるかもしれません。
もし、万引き犯だと疑われたら、認知症の振りをしようと考える者もいるでしょうから、犯行前後の様子を確認する手段はあった方が良いでしょう。
また、万引き犯だと疑われた、認知症だと差別された、と後から騒ぐクレーマーに対しても、防犯カメラがあれば対抗できる手段が広がります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年6月16日 09:49)