今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
バス停泥棒 表示板10基盗んだ男逮捕
バスの停留所にある表示板を盗んだとして、岐阜県警は4日、岐阜県関市武芸川町高野、不用品回収業の男(64)を窃盗の疑いで逮捕し、発表しました。
男の自宅から約10基のバス停表示板が見つかったという。
山県署によると、男は8月中旬、関市小瀬にある岐阜バス(岐阜市)のバス停表示板1基(4万円相当)を盗んだ疑いがあります。
盗まれたのは、タイヤのホイールの土台に金属製の支柱が取り付けられ、支柱に時刻表などが備え付けられているバス停表示板。
バスの運転手が同月20日に無いことに気付き、翌21日、被害届を提出。
同署は金属部分を売っていたとみて調べています。
<朝日新聞デジタル10月5日(金)8時16分配信より>
バス停においてある表示板、普通は誰も盗もうとしないでしょう。
それが盗まれるのが今の世の中です。
金属部分を売っていたということですからこれも金属盗の一つの手口です。
半屋外に置いてある表示板は、周囲に人がいなければ盗むのは簡単です。(支柱に取り付けられたのを外すことができたらの話ですが)
誰も警戒していないこのようなものを標的と考えるのが犯罪者です。
金属がついていれば何でも売れる、何でも盗まれるということでしょうか。
周囲を見渡した時に、金属がついていないものを探す方が難しいでしょう。
それが泥棒に狙われるかもしれないのですから大変です。
一つ一つにセンサーや防犯カメラを設置して守ることは現実的には不可能です。(莫大なお金が掛かります)
警察官やボランティアが見回りを行うというのも一つの方法ですが、時間帯も頻度も限られます。
それだけに頼るというのは不安があります。
現実的な方法としては、犯罪が多発しているところを重点的に見回りを行い、それを補うために防犯カメラを設置し、さらに住民同士のあいさつによる声掛けを推奨し、犯罪者が犯罪を犯しにくい環境を住民皆でつくり上げることが効果的です。
誰か、もしくは自分1人でできることには時間も予算も限界があります。
皆で協力して防犯対策を行いましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年10月 9日 11:52)