今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自宅から現金1,000万円入り金庫盗まれる 茨城
"18日午後4時20分ごろ、水戸市内の女性(59)から「砂利置き場に耐火金庫が落ちている」と、近くの交番に通報があった。水戸署によると、現場に散乱していた定期預金証書から、市内の無職男性(70)のものと判明。金庫内の現金約1,000万円と貴金属など43点(計155万円相当)がなくなっていた。同署が多額窃盗事件として捜査している。
男性は妻と2人暮らしで、17日から夫婦で栃木県へ旅行に出掛けていたという。"
【毎日新聞 11月20日より抜粋】
家主が旅行中に空き巣が侵入、家にあった金庫が奪われてしまいました。
被害は現金だけでなく、別の場所に置いていた貴金属も根こそぎ奪われたようです。
また、金庫が見つかった砂利置き場には証書類も散乱していたようですから、大事な書類の紛失も予想されます。
それだけでなく、ガラスを割られて屋内に侵入とありますから、建物の破壊被害もまだ出てくるのではないでしょうか。
犯行手口を見てみますと、1階南側廊下の掃き出し窓が割られ、各部屋が荒らされていた。1階階段下の納戸にあった耐火金庫(高さ70センチ、横50センチ、重さ80キロ)や、2階のたんすの腕時計や指輪などの貴金属10点が盗まれていたということです。
侵入窃盗の発生場所で一番多いのが一戸建て住宅です。37.6%と全体の4割近くにまで達しています。
さらに、侵入手口で一番多いのがガラス破り。これは全体の41.5%を占めます。
そして侵入場所で一番多いのが窓。これは全体の60.9%を占めています。
「金庫に入っているから大丈夫」と思っていても、金庫ごと盗まれる事件が相次いでいます。
手元に現金を置いておきたい気持ちは分かりますが、まとまった金額は銀行に預けておく方が安心です。
銀行に預けておく際にも、通帳やキャッシュカードの盗難を考えて、何箇所か口座を分けて管理するのもひとつの方法です。
投稿者: スタッフ (2011年11月21日 15:07)