今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
栃木 農家から劇物指定の農薬3リットル分盗まれる
7日午後、栃木県大田原市大神の農家の男性(78)から「納屋の軒下から農薬などが盗まれた」と県警大田原署に届け出がありました。
同署によると、盗まれたのは劇物指定農薬クロルピクリン入りペットボトル(1リットル)が3本。
揮発性が高く刺激臭があり、大量に摂取すると死亡する危険があるという。
同署によると、男性は3月14日、クロルピクリンを市内の農機具店で購入し軒下に保管しましたが、3日後、紛失に気付きました。
男性は家の中を捜しましたが見つからず、今月7日に同署に届け出ました。
ほかにもガソリン入りの缶や農薬用噴霧器1台などがなくなっており、同署は窃盗容疑で捜査しています。
<時事通信4月7日(土)22時46分配信より>
農家から軒下に保管していた劇物指定の農薬がペットボトル3本分が盗まれたということです。
この農薬がどれほど危険な物か、購入するには何か資格等が必要なのかは分かりませんが、大量に摂取すると死亡する危険性はあるようです。
犯罪に悪用される危険性があるものは、その保管や管理に対しても責任があります。
盗まれたからどうしようでは済まない問題です。
3月14日に購入し、3日後紛失に気付き、4月7日に警察に届けた、というところに、認識の甘さを感じます。
犯罪への悪用や二次的被害は考えていないと思われます。
販売する農機具店においても、販売時に、保管場所や管理方法を指導する、または資格がない者には販売しないなどの徹底が必要ではないでしょうか。
一般的な農家であれば、どこかに農薬は置いているでしょう。
それが狙われることになれば大きな問題です。
早急に対策を行うべきです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年4月 9日 11:13)