今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
スマートフォンの紛失・盗難被害 アメリカだけで300億ドル
モバイルセキュリティ企業の米Lookoutは22日(現地時間)、スマートフォンの紛失や盗難についての統計を発表しました。
アメリカでのスマートフォンの紛失による被害総額は300億ドルにも登るという。
Lookoutの提供するiOS及びAndroidアプリは、スマートフォンが紛失や盗難にあったときに地図上でその位置を表示することができ、同社ではこのアプリが使用されたデータから紛失や盗難の状況を統計データにまとめました。
Lookoutの提供するiOS及びAndroidアプリは、スマートフォンが紛失や盗難にあったときに地図上でその位置を表示することができ、同社ではこのアプリが使用されたデータから紛失や盗難の状況を統計データにまとめました。
それによると、昨年1年間で同社のサービスにより位置がわかったスマートフォンは900万台。
単純計算では3.5秒に1回の割合で紛失、盗難が発生していることになります。また、アメリカのスマートフォンユーザーは毎年1回、スマートフォンを紛失している計算になります。
地域別のデータも発表され、紛失、盗難が多い都市の多くは犯罪発生件数の多い都市であることがわかりました。
地域別のデータも発表され、紛失、盗難が多い都市の多くは犯罪発生件数の多い都市であることがわかりました。
また、世界中のスマートフォンの紛失状況が一目でわかるWebページMobile Lost & Foundも公開され、こちらでは日本の状況も読み取れます。
それによると東京の人がスマートフォンを紛失、盗難する場所は史跡、レストラン、コンビニ、公園の順だという。
史跡がトップなのは外国人観光客が旅行中に紛失するケースと考えられます。
<RBB TODAY 3月25日(日) 8時15分配信より>
スマートフォンの普及が世界的に進む中、その紛失、盗難被害にも注目が集まっています。
アメリカだけで300億ドルという被害額は相当な金額だと思いますが、金額的な損害だけでなく、スマートフォンの中に入っている数々の情報も失われた、盗まれたということにもなりますから、金額以上の被害とも考えられます。
スマートフォンの利用方法は人それぞれです。
電話・メール機能しか使わない人もいれば、パソコンとして使い、色々なデータを保存、やりとりを行う人もいます。
900万台分のパソコンが盗まれたとなれば大きなニュースとなりますが、スマートフォンということで、携帯電話という印象が強い為、盗難より紛失の方がクローズアップされている感じがあります。
紛失したスマートフォン、盗まれたスマートフォンが悪用され、二次的な被害を被ったとなると、また話は変わってくるかもしれません。
普及した物、売れた物というのは、つまり欲しい人が多い、需要があるということです。
そういったものは犯罪者が目をつけやすくなります。
それを大量に盗めば大きな利益を得ることができると考えるからです。
いかに大量に、かつ効率的に盗むことができるかという手口、手段を考えます。
それが実際の犯罪に変わっていくのです。
今、何が人気があって、泥棒から狙われるかというのは常に変わっていきます。
犯罪情勢や犯罪統計、日々のニュースなどに注意しながら、防犯意識を持ち続けることが大切です。
いつ、あなたの会社や家が狙われる、狙われやすいという状況に変わるかもしれないからです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年3月27日 11:56)