今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
押し入り強盗に温情 現金を渡す 愛媛
"2月28日午後9時ごろ、金属回収業男性の自宅兼事務所に男が押し入り、事務員で母親のAさん(81)の背中に固い物を突きつけ、「金を出せ」と脅した。
新居浜署によると、言葉を交わすうちに男が金に困っていると知ったAさんは、親族の女性に電話して現金約20万円を持ってこさせ、男はその金を持って逃げたという。同署は、強盗容疑の可能性があるとして捜査している。
同署によると、男が押し入った後、Aさんは男と会話して事情を聴き、「お金が手元にないから、電話してみましょうわい」と、近くに住む親族女性に電話。押し入ってから約50分後、女性が持ってきた現金20万円を、明子さんが事務所前にあった自転車の前かごに入れた。すると、隠れていた男がかごの中から現金を奪って走って逃げたという。"
【毎日新聞 3月1日より抜粋】
新居浜署によると、言葉を交わすうちに男が金に困っていると知ったAさんは、親族の女性に電話して現金約20万円を持ってこさせ、男はその金を持って逃げたという。同署は、強盗容疑の可能性があるとして捜査している。
同署によると、男が押し入った後、Aさんは男と会話して事情を聴き、「お金が手元にないから、電話してみましょうわい」と、近くに住む親族女性に電話。押し入ってから約50分後、女性が持ってきた現金20万円を、明子さんが事務所前にあった自転車の前かごに入れた。すると、隠れていた男がかごの中から現金を奪って走って逃げたという。"
【毎日新聞 3月1日より抜粋】
胸のあたたかくなるような・・・という話ではありませんが、愛媛で起こった事件です。
押し入り強盗の男と話していたおばあちゃんが、男がお金に困っていることを知り、わざわざ近所の親族にお金を届けさせて男に渡したということです。
まだ現役で事務の仕事をされているとのことですから、きっとしっかりしてらっしゃる方でしょう。
強盗犯に落ち着いて対処され、そのうえで現金を渡しているようなので、目に見えて分かるほど 男が困窮していたかもしれません。
今回はケガもなく何よりですが、押し入り強盗は在室者や在宅者と鉢合わせをすると、居直り犯に変わる恐れがあります。
強盗や盗み目的で侵入してくるということは何かしらの武器を所持している可能性が高く、金品被害だけではなく、危害を加えられてしまう可能性も否定できません。
侵入強盗対策として、
・夜間はもちろんのこと、昼間、在宅中でもしっかり鍵をかけ、厳重に戸締りをする
⇒ 簡単に侵入者を家の中に入れないことがまず大事です
・「在宅警備」のできるホームセキュリティを導入する。
⇒部分警戒、部分解除ができるホームセキュリティなら、家族が在宅時でも侵入者を検知し、知らせます。
・在宅中の来訪者を確認する
⇒ インターホン越しの対応、その後ドアを開ける際もドアスコープで確認しましょう。
宅配業者を装った上がり込み強盗も発生しています。
どこの配達業者なのか(制服等もチェック)、誰から送られてきた荷物なのかを確認してからドアを開けるようにしましょう。
万が一、侵入者に捕まってしまった場合は、相手を刺激せずにできるだけ金品の要求に応じましょう。
最も大切なのはあなたと家族の命です。
投稿者: スタッフ (2012年3月 6日 11:15)