今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
千葉の貴金属店で今年2回目の窃盗。
千葉県のダイエー内の貴金属店で指輪など数十点、また盗まれる被害が発生しています。
警備会社のシステムが設置されているようですが、「短時間化」する窃盗に、警備員の駆けつけは間に合いませんでした。
●20日午前2時40分ごろ、千葉市稲毛区長沼町の「ダイエー千葉長沼店」から、異常を知らせる警報が警備会社にあった。
約5分後に千葉北署員が駆けつけたところ、1階の貴金属店「ジュエリーツツミ長沼店」のガラス製ショーケース一つが割られ、中にあった18金とプラチナ製の指輪など数十点が盗まれていた。窃盗事件として捜査している。
駐車場に面した1階の衣料品店のガラスが割られており、容疑者はここから侵入したとみられる。ダイエーは午後10時まで営業していた。
同店では1月22日深夜にも、ショーケース内の指輪など約100点(約300万円相当)が盗まれる窃盗事件が起きており、同署で関連を調べている。
(3月21日 毎日新聞より引用)
前回の被害の後、何らかの防犯機器の追加をしていなかったのでしょうか?
いとも簡単に、今回も被害に遭っています。
警備員到着時間を読んで「短時間化」でポイントを絞って犯行に及んでいるのだと思われます。
その場での威嚇装置や、霧噴射による威嚇装置など何らかの追加をしていたら今回の2度目の犯罪は防げたかもしれません。
もはや、貴金属店に対しては従来の警備システムだけでは被害を防ぐことはできません。ほとんど1~2分で犯行を終了し逃げていると推測します。
こうした貴金属店向けの犯罪に有効な防犯対策
● 犯行を継続させないよう侵入を検知した時点でその場で霧を噴射させ、視界を遮る。
フォグガードシステム
今回のようなスーパー内の店舗では、広範囲すぎて通常の個別店舗に比べると視界 を遮るとまではいかないと推測しますが、「いつもの警備員が駆けつけるシステムとは 違う」と感じさせることで、犯行時間をより短くさせ、被害を最小に押さえることができると考えます。
投稿者: スタッフ (2010年3月23日 09:40)