今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
スーツ姿で空き巣200件。空き巣に対する防犯対策は?
「泥棒の手口」を考えるとき、手口と切っても切れない関係にあるのが泥棒の服装。
「泥棒ファッション」です。
別におしゃれをするわけではなく、「いかに目立たなく犯行を終えるか」を考えて服装も選んでいます。
もちろん「ほっかむり」や唐草風呂敷、キャツアイのようなレオタード姿ではありません。
多いのが、作業着姿、そして、スーツ姿です。
●スーツ姿で空き巣200件 容疑の無職男を逮捕 警視庁
空き巣をしたとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、栃木県那須塩原市、無職男(50)を逮捕した。犯行時、警察の職務質問を逃れるためにスーツ姿で会社員を装っていた。
同課は昨年6月から東京都や千葉県、栃木県で空き巣約200件(約5000万円相当)を繰り返したとみている。
逮捕容疑は今年2月19日、宇都宮市の男性会社員(56)方に侵入し、指輪3個やネックレスなど11点(約6万円相当)を盗んだとしている。容疑者は容疑を認めている。
(3月23日 産経新聞より引用)
スーツ姿でどういう風に空き巣に入るか?というと
「すみません、○○社です」といった感じでセールスマンを装ってインターホンを鳴らし、返事がないと無人だと空き巣に早変わり。
もし人がいた場合には「○○社の△△ですが、商品PRに回っています」
といった会話でその場を離れるのです。
こうした「空き巣」に対しての防犯対策
● 建物の外から無人であることがわからないように気をつける。
・室内照明をつける。タイマーで夜に自動的につくようにする。
・ラジオをつけっぱなしにして音を鳴らす。
・洗濯物を外に干さない。(洗濯物が夜まで取り入れていないのは無人の証拠)
・郵便受けに郵便物や新聞が溜まった状態にしない。
● 建物の外から「この家は防犯意識が高く、防犯対策も十分なので侵入するのはやめよう」と泥棒に思わせる。
・窓に「防犯ステッカー」を貼る。
・「警備実施中」と明記された防犯灯(セキュリティキーパー)を設置する。
・防犯カメラなどを目立つ場所に設置する。
● 建物の周囲を見直し、死角になっている場所を補強する。
・高い塀をやめ見通しを良くする。
・植木の見通しを良くする。
● 補助錠を付ける。
● ホームセキュリティを設置し、窓・扉を開閉された瞬間にその場で大音量のベルなどが鳴るようにする。
投稿者: スタッフ (2010年3月25日 10:23)