今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
兵庫 ごみ処理施設で金属持ち去り
"兵庫県川西市や大阪府豊能町など1市3町のごみを処理する「国崎クリーンセンター」(川西市)で、分別を委託されている業者の社員が、ごみの中から銅や真鍮(しんちゅう)など金属を持ち去り、換金していた疑いのあることが13日、センターを運営する「猪名川上流広域ごみ処理施設組合」への取材で分かった。組合は社員の特定を急ぎ、窃盗罪での刑事告訴を検討している。
4業者が分別や運搬などを担当し、金属や陶磁器などリサイクル可能なごみは有価物として売却、運営費に充てている。
センター関係者によると、4業者のうち1業者の社員数人が平成21年8月と今年2月、銅や真鍮などの金属を外へ持ち出したり、それらを小さく潰してかばん7、8個に詰め込み、施設内に置いていたという。
21年度の有価物の売却収入は約2,600万円。組合では「運営費に充てる収入に影響が出ていた可能性もあり、詳しく調査する」としている。"
【産経新聞 4月14日より抜粋】
いわゆる内部犯行で金属を持ちだされた事件です。
施設には4つの業者が出入りしているとの事ですから、犯人の絞り込みまで少し時間がかかるのではないでしょうか。
私たちにとってはただのごみに見えていても、ごみを処理する立場の人からみれば、ごみの中に埋もれた宝を見つけるのはたやすい事でしょう。
大量のごみの中からほんの少しだけちょろまかしても大きな被害にはならないだろう・・・と、軽い気持ちで犯行に及んでいたのではないでしょうか。ちょっとした小遣い稼ぎと考えていたのかもしれません。
被害額は明らかにされていませんが、こういったケースでの被害総額の把握は難しいと感じます。
また、内部からだけでなく、外部から侵入される可能性もあります。
こういった事は一度気になると心配は尽きないものですよね。
備えあれば憂いなし。転ばぬ先の防犯対策が大切です。
投稿者: スタッフ (2011年4月14日 16:31)