今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ハイヒールマニアの窃盗犯 部屋に450足保管
東京・銀座の高級クラブからホステスのハイヒールを盗んだとして、警視庁は住所不定、無職の男(28)を建造物侵入と盗みの疑いで逮捕し、29日発表しました。
男のレンタルルームからはハイヒール448足が見つかりました。
男は「盗むことに喜びを感じた」と供述しているという。
発表によると、男の逮捕容疑は昨年11月1日午後0時半ごろ、東京都中央区銀座8丁目の高級クラブの更衣室に忍び込み、20~40代のホステスのハイヒール14足や口紅など26点(計55万円相当)を盗んだというもの。
更衣室は三つのクラブが共同利用しており、無施錠だったということです。
男が借りていた杉並区のレンタルルームを調べたところ、ハイヒール448足のほか、女性用の下着、ポーチなどが見つかったという。
2年前に自身が寝泊まりするためにレンタルルームを契約しましたが、最近はネットカフェを転々としていました。
調べに対して、「埼玉や神奈川、千葉でも盗んだ。ハイヒールをレンタルルームに入れていったら寝泊まりのスペースがなくなった」などと供述しているという。
<朝日新聞デジタル1月29日(水)13時53分配信より>
自分はネットカフェを転々とし、盗んだハイヒールを保管する為にレンタルルームを借りる・・・マニアの考えることはすごいです。
盗んだ品は転売せず、レンタルルームに保管していたということですから、換金目的ではないことが分かります。
下着泥棒とはまた違ったマニアの泥棒です。
更衣室に置いていたハイヒール、他の女性に盗られるかもしれないと注意することはあっても、まさか男性に盗まれるとは考えません。
多数の人がいつ利用するか決まっていないからなのか、更衣室は無施錠でした。
更衣室内のロッカーはさすがに施錠できるものでしょうが、そこまでは誰もが簡単に侵入できる状態にあったのかもしれません。
ただ、今回の泥棒を見ても、何が盗まれるのかは分かりません。
普通の人から見れば価値がないようなものでも、泥棒にとっては利用価値がある、転売できるなど、盗む価値がある場合があります。
何が狙われるか決めつけるのは危険です。
そのように想定した防犯対策が効果的です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年2月14日 17:36)