今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
東京 ファミレスチェーン店4店に侵入窃盗被害 同一犯か?
18日午前2時5分ごろ、三鷹市牟礼4のファミリーレストラン「味の民芸三鷹牟礼店」に「何者かが侵入した」と警備会社から110番がありました。
三鷹署員が駆けつけると、従業員出入り口のドアと事務室の金庫がバールのようなものでこじ開けられ、現金約47万円が盗まれていたという。
同チェーンを経営する「味の民芸フードサービス」(立川市)によると、17~18日未明に葛飾奥戸店(葛飾区奥戸7)や北浦和店(さいたま市)、流山店(千葉県流山市)でも同様の手口の被害が相次いだという。
警視庁などが同一犯による連続窃盗事件の可能性があるとみて捜査しています。〔都内版〕
<毎日新聞9月19日(水)12時24分配信より>
侵入窃盗事件が発生した際、自分とは関係ない、人事とは考えない方がよいでしょう。
例えば、家の近く、勤め先の近くで泥棒に入られたというニュースがあったとします。
犯人が捕まっていなければ、次に狙われるのは我が家かもしれない、うちの会社は大丈夫だろうかと考えるべきです。
今回の事件も、同じチェーン店を狙った同一犯による連続窃盗事件と見られています。
このチェーン店の同系列店は言うまでもなく、犯行現場近くの店舗や同業種は警戒が必要です。
日頃から、用心し過ぎかもしれないというぐらいの防犯意識がちょうどよいかもしれません。
自分が住んでいる家、会社、店舗がどういう状態かを知っておかなければなりません。
ここから侵入されそうだ、ここが狙われそうだ、これは泥棒に利用されそうだ、などチェックしていみるのがよいでしょう。
おのずと自分の弱点が分かってきます。
そこを直す、改善する、無くす、強化することが防犯対策となります。
また、いざ被害に遭ってしまっても、もしくは遭いそうになったとしても動揺を抑えることにつながります。
予期しない、予測しない犯罪被害に遭うとパニックになります。
想定していなかった被害内容に驚き、なぜ自分だけが被害に遭ったのか、事前に対策をしておけば狙われなかったのに、という後悔をしなくて済みます。
犯罪を身近な問題、自分や家族が巻き込まれる可能性、危険性が充分にあると考えておくことです。
そうすれば、何かしなければという気になるでしょう。
防犯対策の第一歩です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年9月20日 11:45)