今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
イギリス・ロンドン 携帯電話が6分間に1台盗まれている
イギリス・ロンドンで多発する携帯電話の盗難に、現地警察が警戒を呼びかけています。「6分間に1台」携帯電話が盗まれているということです。
ロンドン警視庁は2022年、ロンドンで携帯電話が盗まれる事件が約3万9000件発生し、窃盗事件全体の68%に上ったと発表しました。6分間に1台の割合で携帯電話が盗まれているということです。
観光スポットで、海外からの観光客が狙われるケースも多く報告されています。強盗事件に発展する場合もあり、足を刺され携帯電話を奪われた被害者が死亡する事例や、携帯電話を奪われた際に腹部を蹴られた妊婦が流産するなどといった被害が確認されています。
今年も携帯電話の窃盗事件は増加していて、ロンドン市とロンドン警視庁は「転売があまりにも簡単で収益性が高いことが事件増加の一因だ」として、携帯電話事業者へ対策を要請しました。(ANNニュース)
<8/11(金) 8:23配信 ABEMA TIMESより>
今はイギリス・ロンドンで目立っている手口かもしれませんが、今後、世界中に広がる可能性があります。
携帯電話が転売しやすいのはロンドンに限ったことではなく、もっと簡単に行える国や地域はいくらでもあるでしょう。
このようなニュースなどにより、ロンドンでは警戒する人が増え、また、効果的な盗難対策がとられるなど、徐々に泥棒にとって犯行を行いにくい環境へ変わると思われます。
そうすると泥棒は別のもっと簡単に犯行が行える環境に移動します。その先が日本ではないと断定することは決してできません。
今、日本では円安が進み、さらにコロナ禍からの回復も含めてインバウドが増えています。
外国人観光客が増えるということは、それを隠れ蓑にして犯罪者が活動しやすくなるとも考えられます。
また、海外のこのような犯罪情報や手口を参考にして、日本人の犯罪者が悪用する可能性もあり警戒が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年11月 2日 10:23)