今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
カーナビ窃盗犯 6年間で200件 被害総額3400万円
駐車中の乗用車からカーナビゲーションシステムを狙って窃盗を繰り返したとして、県警捜査3課などは11日、窃盗容疑で、いずれも住所不定、無職の男(34)=窃盗罪で公判中=と男(33)=同罪で1審有罪、控訴=の2被告を逮捕、送検したと発表しました。県警は計195件の容疑を裏付け、被害総額は約3388万円にのぼるという。
逮捕、送検容疑は、昨年1月18日、共謀して高砂市米田町のマンション駐車場に侵入。
駐車中の乗用車の三角窓を工具で壊し、カーナビ1台(約20万円相当)を盗むなど、平成17年4月~23年7月、県内など5府県で同様の行為を繰り返したとしています。
県警によると、2人は中学の先輩と後輩で、大阪市内の簡易ホテルを転々としていたという。
盗んだカーナビは埼玉県の買い取り業者に宅配便で送っていました。
<産経新聞1月12日(木)7時55分配信より>
約6年間、兵庫県他5府県でカーナビ窃盗を繰り返していた2人組みが逮捕されました。
その間少なくとも195件、被害総額は約3400万円ということですが、ようやく逮捕されたと見るべきでしょう。
このように泥棒や複数犯の窃盗団が警察に逮捕されるのは、数十件、百件以上の犯行を繰り返した後、ようやく逮捕されるというケースが多いのが現状です。
どこかで窃盗事件が発生しても、その犯人が逮捕されるのはかなり後になります。
逮捕されるまでに相当数の犯行が行われますから、その分だけ被害者が増えるということです。
いつかは逮捕されるかもしれませんが、それまでに自分や家族、身近な人たちが被害に遭う危険性だけが残ることになります。
それを防ぐために事前に防犯対策を行い、自分の身を守らなければならないのです。
今回逮捕された2人組がどのようにターゲットを選んでいたかは不明ですが、6年間も捕まらなかったというのは相当慎重に注意深く犯行を行っていたと思われます。
主な犯行現場である駐車場は、おそらく何の防犯対策もとられていないところを狙って犯行を行ったのではないでしょうか。
個別に防犯システムが設置されている車はあるでしょうが、駐車場に防犯カメラがついているところはできるだけ狙わなかったはずです。
犯行が成功しても、自分の顔や姿が防犯カメラに記録されれば、後にそれが犯人の映像として公開され、逮捕につながる可能性があるからです。
そんな危険性は犯さないでしょう。
つまり、あらかじめ泥棒対策として、防犯カメラをつけるなどの予防策を講じていれば、泥棒から狙われる危険性が減るということは明らかです。
普段皆さま自身が利用される駐車場をよく見て下さい。
防犯カメラがついている駐車場と、そうでない駐車場、どちらが安全かということ。
また、あなた自身がどちらの駐車場に車を駐車したいか、被害に遇いにくい方に決まっています。
投稿者: スタッフ (2012年1月16日 13:04)