今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
蛇口専門ドロ 「900円で換金できた」
蛇口専門ドロが逮捕されました。ホームレスが生活苦から行っていた犯罪でした。
●大阪府警大正署は28日までに、公園のトイレから水道の蛇口を盗んだとして、住所不定、無職男(49)を窃盗容疑で逮捕した。
同署によると、ホームレス生活をしていた男は今月13日から16日にかけて、大正区内の公園のトイレで、金属製の蛇口やパイプなど計15個を盗んだ疑い。
レンチを使って簡単に取り外したという。
調べに対し、容疑を認めており、「生活費がほしかった。西成に持っていったら、900円になった」と供述。同署では余罪がないか調べている。
大阪府内のリサイクル業者は「水道の蛇口を持ち込んで来る人はあまりいないが、買い取るとすればキロ単位。仮に換算すると、1個あたり50円から100円ぐらい」と説明。別の業者も「空き缶よりも水道の蛇口の方が目方(重量)があるし、手っ取り早く金になると思ったのではないか」と指摘していた。
(11月29日 スポーツ報知より引用)
生活費が欲しい・・・・そのためにどうするか?
ここから色々な犯罪に走る人間がいます。
出口の見えない不況でこの12月、倒産もますます増えると思われます。
「ひったくり」「強盗」といった「手っ取り早く金を手にできる犯罪」が急増しています。
「ひったくり」は今年上半期対前年同期14.8%増加。
「路上強盗」は12.1%、「侵入強盗」は19.6%の増加です。
刑法犯全体は4.8%減少していますので、いかにこれら「手っ取り早く、スキルも、道具も不要な犯罪」が増えているかがわかると思います。
こうした犯罪に対しては「自衛」しありません。
「ひったくり」や「路上強盗」に関しては
●暗い夜道の一人歩きは避ける
●多発している地域に近づかない
●大金や貴重品を持ち歩かない
●カバンは斜めかけをして、車道側に持たない。
●防犯カバンを持つ(ひったくられるとブザーが鳴る)
●隙を見せない
といった自衛方法を徹底しながら、防犯カバンや防犯ブザーなどを持参し、何かあった時には周囲に助けを呼ぶようにすることが大切です。
「侵入強盗」に対する防犯対策としては、
●防犯カメラを店内だけでなく侵入口外に対しても設置する。
●従業員が一人でいる時間帯をなくす。
●ワイヤレス緊急押しボタン送信機による自動通報システムを導入する。異常発生時にオーナーや店舗管理者の携帯電話に画像を送信する。
●強盗対策グッズ(クリアシールド、カラーボールなど)をレジに準備する。
●強盗対策のための社内訓練を実施する。
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投稿者: スタッフ (2009年11月30日 12:48)