今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
侵入先で卵調理し食べた男 唾液のDNAから逮捕
住宅に侵入し冷蔵庫から卵などを盗んだとして、兵庫県警伊丹署は28日、窃盗などの疑いで、住所不定無職の男(65)を逮捕しました。
同容疑者は台所で卵を調理して食べており、残された唾液のDNA型が逮捕につながりました。
逮捕容疑は2011年9月14日、伊丹市内の文化住宅の一室に侵入し、卵8個と天ぷら、ペットボトルの水を盗んだ疑い。
容疑を認めているという。
同署によると、男は今年8月、同市内のスーパーで食料品を万引した疑いで取り調べを受けました。
この際に採取されたDNA型が、当時、台所に放置されていたペットボトルに付着した唾液と一致したという。
住民の男性は2011年に自宅冷蔵庫の中身がなくなっているなどとして、6月と8月に被害届を出しており、同署は関連を調べます。
<神戸新聞NEXT 9月28日(月)21時15分配信より>
殺人などの凶悪犯罪では現場に残されたDNAから犯人特定につながることなどがありますが、いよいよ窃盗犯に対しても適用されるようになったのでしょうか。
アメリカなどでは珍しくない捜査方法なのかもしれませんが、日本でも科学捜査が定着しつつあるのかもしれません。
警察の捜査方法が進化すると、犯罪者側は犯罪手口をそれに対応させるために工夫せざるを得ません。
これまで以上に現場に自分の足跡を残さない方法を模索するでしょう。
懸念されるのが、証拠をなくす方法として放火という手段をとられることです。
火によって現場そのものを燃やし、なくすことをされてしまうと、被害者にとっての損失は莫大なものとなってしまいます。
盗難被害に留まらない被害が発生する恐れがあります。
侵入者対策、火災・放火対策など様々な対策を考える必要があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年10月 2日 17:57)