今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
F1のバトン夫妻 休暇中に催眠ガスで強盗被害
自動車レース、フォーミュラワン(F1)の英国人ドライバー、ジェンソン・バトンさん(35)の広報担当者は8日までに、バトンさん夫妻と友人らが休暇を過ごしていたフランス南部の貸別荘に強盗が入り、バトンさんの妻の道端ジェシカさんの婚約指輪などが盗まれる被害を受けたと発表しました。
事件は3日夜、保養地サントロペで発生し、夫妻らは就寝中だったという。
広報担当者によると、室内にエアコンのシステムを通じてガスが流し込まれた可能性があります。
ガスの種類には触れませんでした。
強盗は2人組とみられます。
婚約指輪を含む宝石類が持ち去られていました。
夫妻らにけがはなかったようです。
広報担当者は声明で、地元警察の情報として別荘の強盗被害は最近サントロペ地域などで目立っているとし、エアコン装置を利用してガスを使う手口も見られることを示唆したと述べました。
モナコに居住するバトンさんはマクラーレン・ホンダに所属し、F1ドライバー歴は15年に及びます。
2009年には年間の総合王者に輝いていました。
昨年末には日本で生まれ育ったモデルの道端ジェシカさんと結婚。
ジェシカさんが先週末、画像共有サービス「インスタグラム」に掲載した写真には海岸で大きなダイヤモンドの婚約指輪をはめた姿が紹介されていました。
<CNN.co.jp 8月8日(土)16時12分配信より>
まるで映画やドラマのような泥棒の手口です。
室内のエアコンシステムを通じて催眠ガスを流し込み、中にいる人間が眠ったところを侵入し、室内を物色して金品を盗み出すというものです。
ツイッターやブログなどで有名人のスケジュールを事前に調べ、行動や不在状況を確認した上での犯行でしょうか。
明日から家族で○○に行きます!という個人情報をSNSに流すのは防犯上も良くないことが分かります。
誰がどのような目的でチェックしているか分かりません。
数日間、家に誰も居ないという情報は、泥棒に絶好のターゲットを教えているようなものです。
今回はセレブと言われる有名人に起こった事件ですが、一般の市民でも起こり得る事件です。
防犯センサーやカメラを設置するというハード面での対策が難しい、抵抗がある場合は、防犯意識を持つという簡単にできることから始めることです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年8月11日 18:52)