今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
さすが、元警官のNPO代表「自殺志願者」実は窃盗容疑者を見破る。
福井県坂井市の東尋坊というと、自殺のメッカ?「早まるな」といった看板も目に付く珍しい観光地です。
その東尋坊で、2月5日に起こった事件です。
NPO「心に響く文集・編集局」(茂幸雄理事長)によると、その男(31歳)は5日正午ごろ、「死にきれず助けてほしい」とNPOの事務所を訪ねました。しかし、自分の素性を話さないなど挙動がおかしかったため、持っていた免許証の住所に茂理事長が電話すると、本人と違う事実が判明。盗んだ疑いが強いことから県警坂井西署に通報し、身柄を引き渡しました。
逮捕容疑は08年12月3日から4日にかけて、石川県七尾市内の病院の待合室に置いてあった他人の手提げカバンを盗んだ疑い。同署によると、「金がなかった」と供述しているということです。
理事長は以前に、県警三国署(現・坂井西署)の副署長を務めた元警察官。「私が元警察官ということを知らなかったのでは」と話しています。
やはり元警察官の嗅覚は衰えず・・ということでしょう。
先日も、交差点で対向車の運転手が目をそらしたので、追いかけたところ犯罪者であり逮捕した・・といったニュースがありましたが、交差点ですれ違うだけでピンとくる、ものすごい嗅覚だと思いました。
26年ほど前に窃盗専門の元刑事さんに話を聞いたことがあります。
やはり、窃盗現場ばかりを捜査していると、窃盗手口を見ただけで「これは誰々の侵入手口」といったことがわかったと話していました。
それほど当時の窃盗犯・泥棒は、自分の成功した手口を繰り返し磨く職人のような気質の泥棒が多かったようです。
さて、平成21年のこの頃はというと、外国人の窃盗団あり、素人の真似集団あり、昔ながらの職人ありと、「多様化」しているのが実情です。特に外国人窃盗団の場合は、実行犯は捕まっても捕まってもどんどん入国してきます。又、素人の真似集団も青少年や暴走族は遊ぶ金欲しさに、又、この不況でお金に困ってといった理由でも犯行に走っています。
多様化する中で、犯人の特定は昔よりずっと複雑に困難になってきています。
投稿者: スタッフ (2009年3月 6日 12:00)