今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
今度はイタリアで仮想通過流出 180億円
イタリアの仮想通貨交換業者が、不正な取引により日本円でおよそ180億円分の仮想通貨を流出させたことを明らかにしました。
イタリアの仮想通貨交換業者・ビットグレイルは今月9日、ホームページ上で「Nano(ナノ)」と呼ばれる仮想通貨が流出したと発表しました。流出したナノは日本円でおよそ180億円相当だということです。
ビットグレイルは「ハッキングによる不正な取引でナノが盗まれたことが分かった」としていますが、警察の捜査を理由に具体的な経緯を明らかにしていません。
経営者とみられる人物はツイッターで、「残念だが全額を顧客に返すことはできない」とコメントしています。ナノ側は「ナノの責任ではなく、ビットグレイルのソフトの問題だ」としています。
仮想通貨をめぐっては、日本の「コインチェック」が580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」を流出させていました。(15日00:26)
<2/15(木) 7:19配信 TBS News iより>
コインチェックや今回のイタリアの事件、そしてビットコインの大幅な価格変動などを見ていると、現金を仮想通貨に換えることが安全だとは思えません。
流出事件と価格変動は別問題でしょうが、まだまだセキュリティ面での心配があります。
交換業者によるでしょうが、今後法整備も含めて改善されていくでしょう。
ところで、我々一般人がお金を預けるのはどこが一番安全なのでしょうか。
個人的には一般の銀行に預けるのが手軽ですし、複雑な手続きも必要ありません。
当座口座や無利息の契約だと1000万円以上も補償されますから安全な気がします。
タンス預金や自宅の金庫保管はどうでしょうか?
これも個人的な意見になりますが、お勧めしません。
金庫はその場でこじ開けられることが難しくても、複数人で金庫ごと持ち去る手口が発生していることから過信は禁物です。
タンス預金はもってのほかです。
また、泥棒による盗難の被害以外も心配です。
火災が発生して全て燃えてしまう可能性はありますし、紛失や破損などの被害も考えられます。
保険による補償もありますが、保険の種類や契約によっては全額補償されない可能性もありますし、保険料という金銭的な負担もあります。
保険契約が満了を迎えたら更新する手続き上の手間もありますから、それなら銀行に預けたままの方が安心です。
銀行だと、無利息契約でなければ微々たる金額でも利息がつきますし、預ける側の金銭的な負担はありません。
銀行に預けておければそれらの被害は全て防いでくれます。
今後、銀行よりも安全な預け場所が出てくるかもしれませんが、それまでは現金は銀行に預けることをお勧めします。
必要最低限の現金以外は銀行、高価な宝石類は貸金庫へ、そして自宅には防犯カメラとセキュリティシステムを併用して導入、ここまですれば心配性の方でもかなり安心できるのではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月16日 15:24)