今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
トマト農家が高値白菜窃盗160玉
愛知県豊橋市の畑から大量の白菜を盗んだとして、県警豊橋署は1日、同市神野新田町のトマト農家の男(40)を窃盗容疑で逮捕した。
男は、盗んだ白菜を卸売業者に売っていたといい、「天候不順で値上がりした白菜を市場に持ち込めば、高く売れると思った」と供述しているという。
発表によると、男は1月29日午後9時半~翌30日午前8時頃、同市内の農業男性(68)の畑から白菜約160玉(時価約8万円相当)を盗んだ疑い。豊橋市と隣接の豊川市では1月中旬~2月初旬に計6件、合わせて579玉の白菜が盗まれる被害があり、男は豊橋市の他の3件も「自分がやった」と話しているという。同署は豊川市の2件についても関連を調べる。
同署は、白菜を売った際の伝票を盗んだ窃盗容疑で2月20日に男を逮捕し、白菜の窃盗について捜査していた。
<3/2(金) 7:40配信 読売新聞より>
別の記事によると、トマト農家なのに大量の白菜を売買していたことから怪しまれて逮捕されたともありました。
分かりやすい犯人のようです。
ただ、自身もトマト農家でありながら別の農家が育てた白菜を盗むなど同業者としては許されない行いではないでしょうか。
自身も窃盗の被害に遭ったことがあり、それならば自分も盗もうと考えたのかもしれませんが、それでは誰もがお互いに盗み合うことになってしまい、商売として成立しなくなります。
また、別の記事では、盗んだ農作物を売買できるのかということに対して、市場によっては、一般人でも農作物を持ち込み、自分の名前を伝票に書き競りにかけ、代金を受け取ることが簡単なところもあるようです。
本人確認もせず偽名でもよいという場合もあり、そうなると一体誰から物を購入したかというところもあいまいになってしまいます。
このような市場ばかりではないでしょうが、そういうところがあると、盗品はそこでさばけるという認識を犯罪者に与えてしまうことになります。
こういう環境を改善することも防犯対策の一環と言えます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年4月13日 19:02)