今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
侵入方法はユーチューブで見た、窃盗72件の男逮捕
盗んだバイクで京都や大阪など3府県で飲食店や事務所荒らしを繰り返したとして、京都府警は9日、窃盗や建造物侵入などの疑いで京都市伏見区下鳥羽南三町のアルバイトの男(28)=窃盗罪で公判中=を書類送検し、捜査を終結したと発表した。
72件(被害総額約870万円)の犯行を裏付け、うち1件で起訴された。
容疑を認めており、盗んだ金は遊興費や生活費にあてていたとみられる。
男は京都市東山区内で盗んだバイクで犯行に及んでいた。
いずれも深夜から未明にかけてバールで窓を割って侵入。
「動画投稿サイトのユーチューブなどで(侵入の方法を)見た」などと供述しているという。
書類送検容疑は平成27年12月~29年12月、京都市北区の青果店から売上金約67万円を盗むなど、同市内や大阪、滋賀で窃盗を繰り返したとしている。
<4/9(月) 23:08配信 産経新聞より>
侵入方法をユーチューブなどの動画で見て、そして実行した男が逮捕されました。
動画サイトには様々な動画がアップされています。
料理の仕方などは非常に参考になりますが、侵入方法というあまり世間に広めてはいけないものもアップする人がいます。
犯罪に利用されることを知りながら悪意を持ってアップしたのか、それとも防犯啓蒙活動の一環、防犯対策を広めることが目的だったのか、それを見極めるのは難しいです。
ただ、面白半分に犯罪を助長するような投稿者も存在すると思います。
そのような投稿者や動画は、運営サイトがしっかりと排除することが求められます。
分からないことはインターネットで検索すると大抵答えが見つかります。
自分が知ろうと思っていたこと以上の情報が出てくることもあります。
これは非常に便利な反面、非常に怖いとも言えます。
防犯対策や犯罪の手口などを詳しく紹介すると、それを逆用しようと考える者が必ず出てくるからです。
弱点や脆いところを挙げると、そこを突けば対策を弱体化できる、突破できてしまう可能性があるからです。
中国のように国を挙げての情報規制には不快感や違和感を覚えますが、今後は情報の統制や制限なども議論される機会が増えるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年5月18日 16:43)